もう結構前の話なのだが
ホリーさんに近所(?)のペットショップに連れて行ってもらったことがある。
私、実はこう見えて結構可愛い物好きの女の子(注:笑うところです)なので、
小さきいきもの達のことは常々大変好ましく思っている。
それどころか
大学時代に下宿でハムスターを2匹と金魚を3匹買っていた前科まである。
さて、そんなこんなでペットショップで私は独り楽しく
うさぎさんやらハムスターさんやらを相手にキャッキャウフフしていたのだが、
それを見ていたホリーさんが
「小動物くらい自分の部屋で飼えないの?
もしモゥに嫌な顔されたら、おちびちゃんの情操教育にぜひ!って言ってみたらどう?」
と仰った。
残念ですが、すでに牛という偉大な先住民が1100頭もおりますゆえ
今さらハム1匹で情操教育もへったくれもございません。
とは言え、よくよく考えれば
既に牛が1100頭もいる以上、今さらウサギなりハムなりが1匹増えたところで
もはやそれは「誤差」もしくは「数え間違い」の範疇で収まるのではないだろうか。
さっそくモゥに訊いてみた。
「ハムスター?まぁ、良いと思うけど、動物なら外に売るほどいるじゃない。」
確かに文字通り「売るほど」いるがそういうことではない。
私はあくまで「出荷されないお友達」が欲しいのだ、
ということを懇々と訴える私。
するとそれを横で聞いていたブレン、
「もんの案も案外悪くないんじゃないか?オチビに世話をさせれば情操教育にもなる。」
おぉ、恐妻家のブレンが珍しく私の味方ではないか・・・・!
と思ったのもつかの間
「だから庭で子羊を飼おう」
・・・・・・・ぱーどぅん?
さすが人の話を聞かないことに定評のあるブレン氏、
いつの間にか勝手に動物がすり替わっている。
挙句
「今から生まれたてのやつを買ってくれば、来年のイースターには間に合うだろう」
イースターの定番料理と言えば、ローストラム。つまり仔羊。
どうあがいてもこの家では
お友達が食卓に上がってくるのは避けられない運命なのであった。
結局私が泣いて嫌がったためこの話は流れた。