さて、結局あちらの予約の空きとこちらの仕事の都合により

私が再度この銀行の扉を叩いたのは11月も終わり頃だった。

口座開設に必要な様々な書類をなんとか一通り揃え、

道場破りのような心境で武者震いしながら窓口に立つ私。

が、開始早々書類のミスが発覚した。

職場に出してもらった雇用証明書、


何故か雇用開始年が3013年であった。



いくらなんでも未来に生き過ぎである。





さて、英国で口座を開く際には1時間ほどのインタビューを受けることになる。

まずは本人確認の為、自分の誕生日や出生地などのプロフィールを事細かに照合していく。

それが終われば、今度は口座開設の審査の為、

月々の収支や口座に入れる額、

さらには財政状況の判断の為に趣味の話や旅行の予定等を事細かに説明させられる。

これがもう口座開設のインタビューなんて生易しいものでなく

ほとんど尋問である。

多分今この地球上で、一番私を理解しているのはあの銀行員だとわりと本気で思う。




一時間ガクブルした末、漸く仮釈放。

次回不備書類を持ってきた時に口座を開けてあげられると思う、

と言われ、

なんだ、言われてる程面倒ってわけでもないのか、と一安心する私。







もちろん、そうは問屋が卸さなかった。