5回目の2次試験ですが、ひとことで言うと、落ち着いて受験することができたのです。



まず、フリーカンバセーション(海外滞在経験がないわたしにとっては、これもクセモノです)を滞りなく終え、スムーズに気持ちをスピーチに切り替えることができました。

次に、トピックリストを一見して、答えられそうなトピックがなくても、いつものようには動揺しませんでした。

さらに、スピーチが途中で途切れてもパニックになりませんでした。

そのうえ、試験官の質問に対してもあせることもありませんでした。




その理由は……

試験までの期間をリラックスして過ごしたからだと思うのです。1次試験の合格がわかってから、2次試験に向けて特別なことは何もしませんでした。強いてあげれば、ニュースを見て、新聞 を読んだことぐらいでしょうか。これは毎日の習慣なので、厳密には2次対策とは言えないかもしれません。




        

に2次試験に出るテーマが列挙されていますが、あまりに数が多いため、これまでは直前になると必ず「あのトピックに手をつけてないよ~」「このトピックが出たらどうしよう」と不安になってあわててネットで調べたり、本を探したりしていました。もちろんそんな付け焼刃が通用するわけがありません。



さらにもっと試験日が迫ってくると、「合格した人はどんなふうに回答したんだろう?」と気になって気になってしょうがなくなり、よせばいいのに、ネットで面接の様子を公開している合格者の方を探し、その方の回答のすばらしさに完全に自信喪失してしまうというパターンでした。



そして当日はやっていないことばかりが気になり、「答えられないトピックが出たらどうしよう」と不安がピークに達したまま試験に突入し、玉砕してきたのです。






というわけで今回は2次試験までそんなに時間もないし、わたしの場合、あせったりあわてたりするとろくなことがないとわかったので、これまでの自分を見つめなおして次回に向けて英気を養おうと決めました。1次試験に合格した日にブログを開設したわけですが、そのおかげでじっくりこれまでの自分を振り返ることができました。



試験前日にだけ、4回目までに作っていた2次試験虎の巻を1日かけてゆっくり目を通しました。さまざまな社会問題に対する自分の意見をメモにしたものや資料を集めたものですが、読むのに疲れてくると





自分を磨く方法



で気分をリフレッシュしました。1週間前にめぐり合った本です。書店で見つけてページを開くと


「ほんの少しの努力で成し遂げられることばかりしてきたら、あなたは今以上に成長することはないだろう」

「人間のあらゆる行為に努力と結果があり、努力の大きさにふさわしい結果が生じる」


わたしの心を射抜く言葉が並んでいました。すぐに買いましたが、試験前に読もうと決め、読むのを我慢していました。なんとなく、近頃は「要領」がもてはやされていて「努力」なんてもう流行らないのかな~と思っていたところだったので、コツコツ努力するしかできない自分のことを励ましてもらった気がしました。





こうやって当日を迎えたわたしは、びくびくすることなく受験することができました。気持ちが落ち着いていると、試験官の質問さえいつもとは違うように感じられたのです。



今までは「どうしてこんな難しい質問するの?」「そんなこと急に言われてもわからないのにぃ!」と、質問される度にかなり動揺していたのですが、質問が厳しく感じるのは試験官が厳しかったわけではなく、ただ自分の力が足りなかっただけなのです。準備不足という不安を抱えているために過剰に反応していただけなのです。本当に大きな勘違いをしていました。



次回以降はこの教訓を生かして、少なくとも試験の数日前からは、あわてて調べものをしたり、合格者の方と今の自分を比べたりすることだけはやめようと誓いました。