火口湖

  

        

 

      山の怒りの傷口を

      神はいやしたもうた

      翡翠の石をはめこんで

      夜のしじまの中で

      水面は 人の世の葛藤を飲みつくす

      そして朝

      悠遠なる時を刻みつづけるさざ波をたたえ

      神のやさしいみ手のあとをしめすために

      ふたたび輝きをます

      一時の心の和みから立ちもどって

      そこにみるのは

      決して入りこむことのできぬ

      なんというよそよそしさ

         

 

 クーラーで冷やしておいた部屋でクーラー切って寝る。

 どちらかといえば、寒がり。冷えすぎは嫌い。それを切り忘れて眠った。夢の中で蔵王のおかまの脇に一人でたっていた。職員旅行だったから8月。7,8人が一緒だったはず。でも夢ではひとりだった。両肩を抱えて縮こまったところで目が覚めた。なんだか心細い気がした。暑くなるかもって思いながら夏掛けを肩まですっぽりかけて寝た。案の定また暑くて目が覚めた。

 あの頃は中規模校の職員の大部分が夏積み立てたお金で旅行した。まとまらない時代になり辞めるころには学年単位さえ集まらなくなった。

 

 ただ私が早期退職すると聞いて男2女4人の仲間が旅行を企画してくださった。女の先生二人は私も顔見知りの子供さんを二人ずつ連れて行ってもいいですかということで、高校生一人、中学生一人小学生二人の大所帯となった。三月なのに冬の北海道。テーマは「北海道で雪合戦しよう」旧札幌市庁舎の庭で本当に雪合戦やった。ラーメン屋のオバさんに「観光なの?もの好きな。」って笑われた。それでもいい思い出である。

       

 なぜか寒い思い出ばかり。風邪ひきそう。