6月は教育実習の月である。
実父は祖父が校長をしていた女学校で国語教師をしていて、母と結婚するときに関西に移ったと聞いた。その時からひそかに私も教師になろうと決めた。
教育実習は母校のミッションスクールを選ばず、学校指定校を選んだ。ところが驚いたことにそこは祖父が開いた商家の子女を対象とする女学校だった。古い先生には祖父や父を知る方もいたようだがそれはどなたも黙っていてくださった。
ただ従妹二人が近いこともあり中学と高校にいた。これも知らんぷりした。
なんと同じ大学から各教科3,4人ずつ20名近い学生が来ていたが男性は一人だった。彼が廊下を歩くとどこからか「ぽちゃぽちゃ」という声がする。丸顔の彼だけ「ポチャ」というあだ名がついた。
国語の3人は皆同級生だった。お互いの授業見学したり、研究したり楽しかった。
漢字テストの答えを友達がかいた時生徒が「先生ろうどうしゃってトラックの事ですか?」って質問した。実は後ろで私と友はサイン送ったんだけど、彼女初めてのことで上がって答え間違って書いていた「労働車」。
ご丁寧に従妹二人ともクラスに出た。二人はわたしが評判悪かったら黙っていようといっていたそうだが幸い人気があったから「私の従姉ヨ。」と触れて歩いたそうだ。伯母にいわせると「あなたがいる間はよく勉強してたわ。」
懐かしい思い出である。「この学校の先生になってきて。」って感想にたくさん書いてくれたけど、私は公立の中学を選択し、2度と戻らなかった。その学校は少なくなった女学校の風潮とともに今はもうなくなってしまったようだ。
我が家では普段バスタオルは使わない。その代わり二人で一日8枚は使う。総とっかえの日がそろそろ近づいてきた。今治の残糸タオル。彼らの一番のお気に入りなのである。朝晩畳んで詰め替えて置く仕事しか今日はしていないなあ。

