昨日の5月14日は、伊勢神宮の風日祈祭があったことをアップしたが、
この日はもう一つ、大切なお祭りも行われた。
内宮で正午から、神御衣祭(かんみそさい)だ。
「おんぞ」とも呼ばれる祭りだが、神嘗祭についで、古くからあったという。
春と秋の2回、手織りの絹と麻の布をお供えするのだが、お祭りは天照大神をまつる内宮の正宮と、天照大神を荒御魂をまつる荒祭宮(あらまつりのみや)のみで行われるだけ。
豊受大神をまつる外宮でもないし、ほかの天照大神をまつる別宮でもない。
不思議だといわれる祭りだ。
今でこそ、衣服は簡単に手に入るが、昔は手作りしかなかった。
1枚の着物を洗っては、縫い直して、女性はよく縫い物がしていたと、古老から聞くことがあるが、それとてまだ昭和の初め頃にしか過ぎない。
衣服は身を飾るものである前に、身を守るものであったのだ。
神御衣祭は、単なる衣替えでなはなく、神さまにも新たな衣(布)をささげ、御神威を高めてもらうという深い意味があるという。