伊勢神宮には、神さまをまつる社殿を造る工場がある。
内宮には宇治工作場、外宮には山田工作場がそれぞれにある。
現在、外宮の山田工作場では、平成二五年の式年遷宮(しきねんせんぐう)に向けての新たな社殿造りが進められている。
本日、それがマスコミ公開された。ちなみに一般には公開されていない。
入口は外宮の駐車場の一番奥にある。遷宮行事の御木曳(おきひき)ではここへ御用材(ごようざい)を運び込み、池に入れる。池には今も、所狭しと用材が浮かんでいた。
取材できたのは三ヶ所だ。
内宮の御正殿を造る建物。
外宮の御正殿を造る建物。
そして、萱葺屋根を造る萱小屋。
神宮の御用材は、ヒノキ材だ。しかし、内宮と外宮の社殿は班分けされ、それぞれに棟梁がおり、別々の場所で作業が進められていた。
効率が悪いように思うが、借り組みをしながら、作業を進めていくので、
それぞれに造った方が煩雑にならないという。
建物はヒノキの匂いが充ちて、白い木肌が美しい。
これらが、神さまの社殿になるのかと思うと、感慨深いものがある。
参拝するだけではわからないが、
外宮の森深くでは、宮大工らが着々と宮造りをしている。