伊勢参りをした後、どこへ行くのか。
朝熊参らば、片参り
かつては、内宮から、朝熊山(あさまやま)へお参りした。
この山頂には、伊勢神宮の鬼門(北東)を守るという金剛證寺(こんごうしょうじ)がある。
標高555メートルの山頂へは、もちろん歩いた。時代が下ると登山バス、ケーブルカーを利用した。今は伊勢志摩スカイラインが通じている。
先日、久しぶりに登山した。
内宮前の宇治から登る道を「宇治岳道(うじたけみち)」と呼ぶ。
神宮司庁の手前から登り始める、約60町の道のりだ。右手に望む山は、神宮林。新緑がまぶしい。
今回は、この道に立てられている「石仏」、「町石」を撮影しながら行く。
今はほとんど人の往来はないが、所ところに茶店跡がある。足元を見れば、
「伊勢市 あさまやま」と記されたマンホールが。水道が山頂まで通っているのだ。
山頂に着けば、ここにも真珠王の御木本幸吉の別荘跡や、とうふや旅館跡、ケーブルカー乗り場跡など。いずれも、跡であるのが、現在を物語る。
観光地にも栄枯盛衰がある。