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今日から伊勢神宮では春の神楽祭だ。

内宮神苑の野外舞台で、舞楽が披露される。


新緑もえる神路山を背景に、舞楽の舞台が立つ。

今回の演目は、25年ぶりの公開という「蘇莫者(そまくしゃ)」が目玉。


なんでも、聖徳太子が志貴山で吹いた笛の音色に、山の神が感動して、出現して、舞ったという筋立て。


舞台にはまず笛を吹く楽人が現れ、そこに山の神が入ってくる。

思わず、口元がゆるんでしまった。

山の神は、老猿の面をつけている。その口からは舌がべろりと出ているのだ。なんという滑稽味。

舌はともかく、宮崎駿監督の映画「千と千尋」にでてくる面に、とてもよく似ている。


山の神というと、なぜに猿面になるのだろうか。

それに、装束には蓑(みの)もつけていた。

途中、前後に走る動作がある躍動感のある舞い。

珍しい舞楽に、すっかりと魅せられた。

神楽祭はあさって30日まで。