友人の七宝作家、上沼緋佐子さんからのお知らせ。
3月に日本橋高島屋で開かれる個展のプレ展示が始まったとのこと。
遠めからも、独特の赤色が目をひく。
以前、私はこの赤色を〝朱〟と書いたけれど、やはり〝緋〟がふさわしいように思う。御本人の名前の緋だ。
七宝製作というのは、塗るのではなく、焼く。
この緋色を出すにも、釉薬の配合から、釜の温度や時間を調整しながら、
探り当てていくという。
ふと、オランダの画家・フェルメールの印象的な青色を思いだした。
当時、大層高価だった青色の絵の具を惜しげもなく使い、画を書いた。
なぜなら、そこに青を使う必然性があったからなのだろう。
作家にとって、色は命なのだ。
●上沼緋佐子展
3月16日~22日 日本橋高島屋6階美術画廊

