
保護活動が多頭飼い崩壊へと陥った①
Aさん(80代・女性)から弱々しい声で
「こんな事、今更お願いするのも・・・。もうどうしようもなくて、里親を探して欲しいんです・・・」
と電話がありました。
Aさんは4年前くらいから、里親さがし会にも参加しなくなっていました。
この時すでにAさんは妄想としか思えない事を口走っており、どれが本当の事か分からなかった為、とにかく家の様子を見に行こうとSさんと二人で訪問しました。
ゴミ屋敷を見慣れた私には、思ったよりはマシな状態でしたが、Sさんは臭いが目に染みて埃だらけの家にビックリしていました。
一番ビックリしたのは、玄関から廊下、部屋の中までビッシリと新聞紙が何重にも何枚も敷き詰められていた事でした。
何年も前から古新聞紙が欲しいと集めていましたが、まさかこんな使い方をしているとは考えてもいませんでした。
心配なのは、犬猫たちです。
犬2頭・猫14匹いるという話でした。
1匹ずつ年齢・性別・名前・性格等を聞きましたが、
「分からない。大体〇才?分からない。なんで分からんのやろ・・・?」とAさん
掃除をしきれていないトイレと汚れ切った毛布が敷き詰められ、ケージの中に入れて囲っている電気ストーブが火事の原因になるのではないかと、とても心配でした・・・。
Aさんが犬猫の保護活動を始めたのは50才近くでした。30年経てば80代です。
残っている保護猫は高齢猫だけだと思っていたのに、1才~4才くらいの若い猫がいたのには、驚きました。
この日Aさんから
「家(持ち家)を出ていかないといけない。引っ越すから犬猫を全部置いて行く」
「いつまでに?」と聞くと
「もうすぐ、いつか分からない・・・」との返事。
色々と質問をしたのですが、ちぐはぐな答えが返ってくるため、猫たちの保護の計画を考えながら、「火事だけは気を付けてね」と一旦帰りました。
保護活動をされている皆さんに
・自分の年齢を考えて保護をしてください。
もし里親が見つからなかった場合には、最後まで自分が飼うことが出来ますか?
・自分の経済力を考えて保護をしてください。
犬猫には多額の飼育費用がかかります。老犬・老猫になればかかる医療費は数倍になります。それが多頭飼いとなれば大変な金額になります。あなたは支払えますか?
・自分にもしもの事があった時、残された保護犬猫の行き先を決めておいてください。
自分は高齢で経済力もない。
いう人は、犬猫を保護しないでください。
不幸になるのは、犬猫です。
可哀想な犬猫を前にして、見て見ぬふりをする事は出来ないのは分かります。
目の前の子とすでに保護している子、両方を十分に見守れるか?
それを頭の片隅にでもおいて常に判断してほしい。
ただこういった事例が少なくないことを保護活動をされている方に知ってもらいたいです。
現在Aさんは、入院する事になりました。
残された猫を里親募集できるように手術、治療、預かりを順番に行っています。
保護活動が多頭飼い崩壊へと陥った②へ続く
ノミ・ダニがおり、質の良くないフードを与えられていたため、今後の体調調整が必要です。
皆様にフードのご寄付をお願いしたいのです。
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