「コミュ障なんです」と言う子に出会ったら
「コミュ障なんです」——
そう打ち明けてくれる子がいます。
そんなとき、私はまずこう聞きます。
「コミュニケーションが得意な人って、どんな人だと思う?」
すると多くの子が言います。
「話がうまい人」「友だちが多い人」「場を盛り上げられる人」——。
私はうなずきながら、こう伝えます。
「うん、それもひとつの形だね。
でも、コミュニケーションって、“うまく話すこと”だけじゃないんだよ。」
① 話さなくてもいい ── 相手の話を聴いてみよう
「話すのが苦手なんです」と言う子は、たくさんのエネルギーを使って“話そう”としています。
だから、私はこう伝えます。
「話すのをがんばらなくてもいいよ。
代わりに、“聴く”ことをしてみたらどうかな?」
聴くことを意識すると、会話の主導権は自然に相手に渡ります。
うなずいたり、「そうなんだ」「それってどんな感じ?」と返したりするだけで、
「この人、ちゃんと聴いてくれる」と感じてもらえるんです。
“聴き上手”は、立派なコミュニケーション力。
話すことが得意じゃない子ほど、実は聴く力を育てるチャンスを持っています。
② 納得しなくてもいい ── 飲み込むより受け取るでOK
相手の意見を聞いたとき、
「そう思わないけど、言わないほうがいいかな」と
無理にごくりと飲み込むことってありますよね。
でも、そんなに我慢しなくて大丈夫。
「そうなんだね」って、ボールをキャッチするように受け取るだけでいいんだよ。
キャッチするだけなら、相手のボールはちゃんと受け取れる。
でも、無理に“飲み込もう”とすると、苦しくなってしまう。
受け取ることと、納得することは別のこと。
理解はしても、同じ考えになる必要はないんです。
③ ネタを集めなくてもいい ── 興味を向けてみよう
「話すネタがない」「何を話したらいいかわからない」と悩む子も多いけれど、
話題を一生懸命探すより、目の前の相手に興味を向けるほうがずっと自然です。
「それってどういうこと?」「いつから好きなの?」
そんなふうに問いかけて聴くと、
相手は「自分に関心をもってもらえた」ってうれしくなる。
だから、“もっと話したいな”って気持ちが生まれて、
会話が自然に続いていくんです。
④ “みんな(全員)”と仲良くしなくてもいい
“みんなと仲良くしなきゃ”って、がんばっていない?
でもね、全員と仲良くなる必要はないんです。
自分が安心できる人と、少しずつつながれたらそれで十分。
ひとりの時間が好きなら、それも大切にしていい。
人との関係は、数よりも心地よさ。
自分に合う距離を選べることも、
人と関わる力のひとつなんです。
“がんばらなくていい”を伝えられる大人になろう
話さなくてもいい。
納得しなくてもいい。
ネタを集めなくてもいい。
そして、“みんな(全員)”と仲良くしなくてもいい。
この4つの“しなくていい”を伝えられたら、
「がんばらなくていいんだ」って思えるはず。
がんばるのをやめたとき、
初めて見えてくる人とのつながりがあります。
無理に笑わなくても、沈黙でも、
ちゃんと関われる。
“しなくていい”は、あきらめの言葉じゃなくて、
自分のペースで生きるための言葉。
その安心を、大人が届けていけたらいいなと思います。
🌿問いかけ
-
「コミュ障なんです」と言う子に、あなたならまず何を聞いてみたい?
-
「話す」より「聴く」を意識して関われた場面、思い出せる?
-
あなた自身が“しなくていい”と思えることは、どんなこと?
🌱今日できる小さな一歩
-
子どもに「コミュニケーションが得意な人ってどんな人?」と聞いてみる。
-
「話さなくてもいい」「飲み込まなくていい」「ネタを探さなくていい」のどれかを伝えてみる。
-
今日、自分にも“がんばらなくていい”を許してみる。
🕊noteもどうぞ
今日のサスケさん💕
寒いから、お布団から出たくなくなっちゃうねw
かわいい💕

