いくつもの役割を一人で抱えてしまうとき
子どもに関わる仕事をしていると
いくつもの役割を同時に求められることがあります。
寄り添う人であり
方向を定める人であり
調整する人であり
ときには“汚れ役”を引き受ける人でもある。
どれもその子を支えるために欠かせない大切な役割です。
けれど、それをすべて一人でやろうとすると
心も体も追いつかなくなってしまいます。
「自分が何とかしなきゃ」という思いが強いほど周りの手を借りづらくなり
結果的に誰も十分に動けなくなってしまうことがあります。
心理学では、こうした状態を「共感疲労(コンパッション・ファティーグ)」と呼びます。
人を思いやる力が強いほど、その分だけ自分の心が削られていく現象です。
だからこそ、また安心して目の前の子どもと関わるために
誰かと役割を分け合うことが必要になります。
“全部やろうとする”となぜ苦しくなるのか
いくつもの役割を背負おうとすると、心の中でいくつもの方向に引っ張られます。
子どもの気持ちを受けとめたい自分と、前へ進めなければと焦る自分。
周囲に迷惑をかけたくない自分と、誰かに頼りたい自分。
その葛藤が続くと、いつのまにか心がすり減ってしまいます。
学校でも家庭でも「自分がやらなきゃ」が口ぐせの人ほど実はとても優しい人です。
だからこそ、少しだけ役割を分ける勇気が必要です。
「助けを求められない関係は、信頼関係ではない」と言っている研究者がいます。
信頼とは、「頼っても大丈夫」と思えること。
一人で抱え込むよりも、誰かと分け合える関係の中に安心が生まれます。
「助けて」と言えることは弱さではない
大人はよく、子どもたちに「助けてって言っていいんだよ」と伝えます。
困っているときはひとりで抱えず、誰かを頼っていいんだよ、と。
けれど——じゃあ大人の私たちは、それができているでしょうか。
子どもには助けを求めなさいと言いながら
自分は誰にも頼れずに抱え込んでいないでしょうか。
でも本当に強いのは、助けを求められる人です。
「ここはお願い」「ここは一緒に考えてほしい」と言えること。
それは、相手を信じている証でもあります。
支援する側も、誰かに支えられていい。
子どもを支える仕事をしていると、
つい「自分がしっかりしなきゃ」と思いがちですが、
ほんとうは、支える人こそ支えが必要なんです。
誰かに話を聴いてもらったり頼ったりできる関係があると、
もう一度安心して、目の前の子どもに心を傾けることができます。
チームで支えるという選択
子どもの課題に向き合うとき、
寄り添う人、マネジメントする人、調整する人…
それぞれが自分の役割を果たすことで子どもは安心して力を出せるようになります。
家庭の中でも同じです。お母さんが全部を担う必要はありません。
「チーム」と聞くと、職場や家族など“はっきりしたグループ”を思い浮かべるかもしれません。
でも、もう少し力を抜いて周りを見てみると、
ちょっと話を聞いてくれる同僚、
愚痴をこぼせる友人、
気にかけてくれる先生など、
小さなつながりがたくさんあります。
それが「助けて」を言えるきっかけになることもあります。
「そんなふうに言っても頼れる人なんていない」と感じる人もいるかもしれません。
それでも、あなたが一人で頑張ってきた時間が、ちゃんと力になっています。
いまはまだ“誰かに頼る”という形じゃなくても大丈夫。
あなたのそばにいる人を思い浮かべるだけでも、
“ひとりじゃない”と感じられるかもしれません。
問題をどうにかしようと頑張りすぎずに、
すでにそばにある支えに気づくこと——それが、いちばん大切なんです。
今日の問いかけ
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あなたはいま、どんな役割を一人で抱えていますか?
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「これだけはお願いしてもいい」と思える部分はありますか?
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あなたのそばにいる“支えてくれる誰か”は、どんな人ですか?
今日できる小さな一歩
信頼できる人に、「最近ちょっと迷ってるんです」と話してみましょう。
大きな相談でなくてもかまいません。
その一言から、新しい支えに気づけるかもしれません。
noteもどうぞ
今日のサスケさん💕
動く気ありません!!
かわいい💕

