「依存症」は“安心して頼れない”サイン
「依存症」という言葉を聞くと、
“人に頼りすぎる”“弱い”というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも、現場で子どもたちと関わっていると、
それはむしろ“安心して頼れない”苦しさの表れなのではないかと思うのです。
誰かに話したい。助けてほしい。
でも、「どうせわかってもらえない」「迷惑をかけたくない」と思ってしまう。
だからこそ、誰かや何かにしがみついて、ようやく自分を保っているのです。
小さな否定の積み重ねが、「話せない子」をつくる
「そんなことで泣くの?」「それぐらい我慢しなさい」と言われた経験。
忙しそうな大人に話しかけたけれど、最後まで聞いてもらえなかった記憶。
そんな小さな体験の積み重ねが、
「話しても無駄」「自分の気持ちは受け止めてもらえない」
という思いを深く根づかせていきます。
そしていつしか、言葉ではなく行動で“繋がり”を求めるようになるのです。
行動の奥には「生きたい」がある
ある女の子が言いました。
「何をしても生きている感じがしなかった。
でも、リスカしたとき、血がにじむのを見て“生きてる”って思ったの。」
その言葉を聞いた瞬間、ドキッとしました。
どうしたらいいのか分からなかったけれど、
同時に、「ああ、この子は生きたいんだ」と思いました。
別の子は恋愛に強く依存していました。
「彼がいないと、自分が消えてしまう気がする」と言って、
相手を自分に依存させることで、
“必要とされている”自分を確かめようとしていました。
どちらの子も、根っこにあるのは「繋がりたい」という気持ちです。
ただ、その伝え方をまだ知らないだけ。
そして、その感覚はきっと、私たち大人も同じです。
誰だって、自分の存在に意味を感じたい。
誰かに必要とされたい。
その思いがあるからこそ、子どもたちの姿に心が揺れるのだと思います。
「やめさせる」ではなく「繋がる」
だから、「やめさせる」ことを目的にしてしまうと、
その子がようやく繋がれていた細い糸を切ってしまうことがあります。
もしその行為が唯一の繋がりだったとしたら――
「やめなさい」と言う前に、
「そんなに苦しかったんだね」と受け止めること。
その一言が、次の糸を結ぶきっかけになるかもしれません。
繋がりを“増やしていく”ということ
大切なのは、行為をなくすことではありません。
その子のまわりに、“安心して繋がれる糸”を少しずつ増やしていくことです。
信頼できる大人。気持ちを話せる友達。安心できる居場所。
そうした繋がりが増えていけば、
ひとつの行為に頼らなくても、生きていけるようになります。
私たちもまた、誰かに支えられて生きています。
そう思うと、子どもたちの“繋がりたい”という気持ちが、
すこし近くに感じられる気がします。
🌱問いかけ
-
あの子が“やめられない”その行為の奥に、どんな繋がりを求めているのでしょう?
-
私は「やめさせる」ことに力を使いすぎていないでしょうか?
-
この子のまわりに、どんな新しい繋がりを増やしていけるでしょう?
🌷今日できる小さな一歩
困った行動を見たとき、
「この子は、何と繋がろうとしているのかな?」と心の中でつぶやいてみてください。
その視点が、関係をやさしく変えていく第一歩になります。
🕊noteもどうぞ
感じたことや、あなたの現場での気づきをコメント欄で聞かせてくださいね。
今日のサスケさん💕
ママがいないので、今日の夜散歩はパパさんと!
いってらっしゃい✨かわいい💕

