恋愛にのめりこむ高校生たちの姿
高校生と話していると、「恋人がいないと不安」「愛されている実感がほしい」と言う子が少なくありません。
恋愛の話を聴いているうちに、「好きな人がいる」ことそのものよりも
「誰かに必要とされていたい」「一人になるのがこわい」という思いが中心にあるように感じることがあります。
もちろん、大人だって恋愛をするし、愛されたいと思うのは自然なこと。
恋愛は本来、親から離れて自分の世界を広げていくための大事な経験でもあります。
けれど、ときにその恋愛が「誰かに愛されていないと自分に価値がない」と感じるほどにのめり込んでしまうこともあります。
その背景には、「本当は親からもっと愛されたかった」という、満たされなかった思いが隠れていることがあるのです。
「愛されたい」気持ちの正体
「彼氏がいないと不安なんです」って話してくれた子がいました。
その子はいつも明るくて、友達も多い。
でも話していると、「私なんて」「嫌われたらどうしよう」という言葉がぽろっと出るんです。
そのとき私は思いました。
この子の中では、「好きな人に愛されること」と「自分の価値」がほとんど同じになっているんだなって。
「恋愛に依存する」ように見える行動の奥には、
ほんとうは「自分を大切にしてほしい」「無条件に受け入れてほしい」という切実な願いがあります。
それは誰にでもある自然な欲求なんですよね。
心理学では、愛着(アタッチメント)が人との関係の土台をつくるといわれます。
幼いころに「泣いたら抱きしめてもらえる」「不安なときにそばにいてくれる」経験を通して、人は安心を学びます。
でも、その安心を十分に感じられないまま大人になると、
「愛されているかどうか」に過敏に反応してしまうことがあります。
そして、その安心を“他者に認められることでしか満たされない”形になると、
恋愛は「安心の居場所」ではなく、
「不安を埋める場所」になっていくのかもしれません。
親との関係に重なる心の記憶
恋愛の相談をしていた子が、ある日ぽつりと家族の話をしてくれました。
「小さいころ、泣くと“そんなことで泣くな”って言われてたんです」
「お父さんの機嫌を悪くしないように、いつも空気を読んでました」
そんな話を聴いているうちに、私は思いました。
“この子の中では、愛される=我慢する、なんだな”って。
暴力や怒鳴り声が日常にあったり、
安心できる場所が家庭の中に見つけられなかった子もいます。
そういう子たちは、“痛みのある愛し方・愛され方”しか知らないまま恋愛を始めてしまうことがあります。
暴力という形でも、自分の存在を見てくれることがうれしいと感じてしまう。
それは、「本当は、安心できる愛を知りたかった」という願いの裏返しなんです。
恋愛を通して出てくる「寂しさ」や「怖さ」は、
過去の親子関係で感じたものとどこか似ていることがあります。
その感情に気づけたとき、初めて“恋愛で埋めようとした穴”を自分で見つめ直すことができるのです。
恋愛を自立への一歩に変えていくために
恋愛でしか埋められないと思っている子たちは、
大人からの愛情に気づけないことがあります。
「そんなのいらない」「わかってもらえない」と拒むこともある。
それでも、「大切だよ」「あなたが好きだよ」と
伝え続けることは、決して無駄ではありません。
愛情は、すぐには届かなくても、
いつかその子の中に“安心して愛されてもいい”という記憶を残すからです。
私は、何年もかけて言い続けた「大好きだよ」が
やっと届いたと感じた瞬間がありました。
そのとき、心の中で小さな声が聞こえた気がしました。
「ありがとう、あきらめないでいてくれて」って。
たとえ今は拒まれても、愛の種はきっと土の中で生きています。
見えない時間を経て、ある日ふと芽を出すときが来るかもしれません。
だから私は、やめないでいたい。
そして、同じように子どもたちと向き合うあなたにも、
どうか、やめないでいてほしい。
🌿問いかけ
-
あの子が恋愛にのめり込むとき、どんな不安や寂しさが隠れているだろう?
-
「愛されたい」と願うことを、あなたはどう受けとめていますか?
-
愛を伝えるあなた自身は、どんな愛を受け取りたいと思っていますか?
🌸今日できる小さな一歩
子どもが恋愛の話をしてきたら、すぐにアドバイスをせず、まず「そう感じるんだね」と受けとめてみる。
その一言が、「安心して話せる大人」としての最初の一歩になります。
✨noteもどうぞ
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今日のサスケさん💕
クッションを乗せられて硬直ww
かわいい💕

