子どもの「どうして?」に心を傾ける
性の多様性について授業をしたあと
ある中学生が感想にこんなことを書いてくれました。
「男女には生物学的な違いがあるのは理解できる。
でも、性別で分けるのは好きじゃないしLGBTのように分類するのも違う気がする。」
その言葉を読んだとき、私は思わず「おぉ…!」と心の中で声をあげました。
ただ知識を受け取るのではなく、「それってどうなんだろう?」と自分で考えて言葉にしている。
その真剣さに、とても感心したんです。
知識を学ぶことももちろん大事。
でも、それ以上に大切なのは「どう感じるか」「どう考えるか」を言葉にできること。
この子はきっと、誰かの意見をそのまま受け入れるのではなく、
自分の頭で「本当にそうなのかな?」と考えようとしているのだと思いました。
分類することは悪いこと?
その感想に対して、私はこんな返事を書きました。
「とても大切な人権意識を持っているね。ジェンダーやセクシャリティで差別されない世界になるといいなって、私も思うよ。
でも一方で、周りと違うことで『自分は何者なんだろう?』と悩んでいる人が、
“LGBT”という言葉に救われていることもあるんだよ。
たとえばね、あなたも友達のグループにいると安心することってあるでしょう?
ひとりでいると心細いけれど、
同じ気持ちを持っている人がいるってわかるだけでホッとしたりしない?
だれでも、ひとりは心細いよね。
だから、そんな人たちの気持ちにも寄り添っていけたらなって思っています。」
分類することは、たしかに「人を分ける」「窮屈に感じる」一面があります。
でも同時に「安心をつくる」「居場所につながる」一面もある。
この両方を知っておくことが、子どもたちにとっても大人にとっても大事なんじゃないかと思います。
一緒に考える時間が学びになる
私はこの子の感想を読んで、「知識を伝えるだけじゃなくて、こうやって考えること自体が学びになるんだな」と改めて感じました。
もちろん、生物学的な違いなどの基礎的な知識を知っておくことは必要です。
けれど、それだけでは理解は深まっていきません。
大事なのは「どうしてそうなんだろう?」「自分はどう感じるんだろう?」と疑問を持ち、大人と対話できること。
疑問を持つことで子どもは自分の頭で考え始め、対話を通してその考えを言葉にしようとします。
「私はこう思うけど、他の人は違う考えを持っているんだ」と知ることも、学びの大切な一部です。
性のことに限らず、こうした「考えを深める時間」は
子どもの成長に欠かせないものです。
知識はいつか忘れてしまうこともあるけれど、
「一緒に考えてくれた」「自分の考えを大事にしてくれた」という経験は長く心に残るのだと思います。
大人にできること
大人にできるのは、子どもの問いにすぐに答えを与えることではありません。
むしろ、答えを与えられてしまったら子どもはそこで考えるのをやめてしまうこともあります。
そして同時に、大人も「子どもがどんなふうに感じているのか」を知る機会を失ってしまいます。
だからこそ必要なのは、子どもの問いを一緒に持ち続けることです。
「そう思ったんだね」「どうしてそう感じたの?」と返すことで、子どもは自分の中にある考えを探し始めます。
その過程で、大人自身も「なるほど、子どもはこんなふうに考えていたんだ」と気づかされることがたくさんあります。
安心できる環境をつくることはもちろん大事。
でも、それだけではもったいないな、と私は思うんです。
せっかく子どもが問いを投げかけてくれているのだから、
その思いを一緒に育てていけたらいいですよね。
子どもと大人が“対話を通じて学び合える関係”になることが、
子どもの成長を支える大きな力になると思います。
子どもの問いに「一緒に考えよう」と応えること。
それは子どもに「自分の考えを持っていいんだ」という自信を与え、
大人には「子どもの視点から学べる」という新しい気づきをくれる。
そんな双方向の関わりこそが、次の一歩につながっていくのではないでしょうか。
今日の問いかけ
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あなたの身近な子どもは、どんな「どうして?」を投げかけていますか?
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そのとき、あなたはすぐに答えを返していますか?それとも一緒に考えていますか?
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子どもとの対話から、あなた自身が気づかされたことはありますか?
今日できる小さな一歩
子どもや身近な人から問いを投げかけられたら、
すぐに答える代わりに「あなたはどう思う?」と聞き返してみましょう。
その一言が、子どもにとっての学びの入り口になります。
noteもどうぞ
今日のサスケさん💕
どうしても熟睡するとでちゃうよね👅
ぶちゃいくだけど、世界一かわいい💕

