「相手も過去も変えられない」の壁

 

イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイはこう言いました。
 

 

「人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ。」

 

 

私は長く子どもや大人と関わる中で、この言葉の意味を実感してきました。
 

 

 

よく「相手も過去も変えられない」と言われます。

私もパートナーシップのセミナーで、同じように伝えたことがあります。
 

 

「相手を変えようとするのではなく、自分が変わることが大切です」と。

 

 

でも、そのとき参加者の中には「また自分が変わるのか…」というがっかりした表情を浮かべる人もいました。
 

 

確かに「自分が変わる」という言葉は正しいけれど、何度も聞かされてきた人にとっては突き放されるように感じることもありますよね。

 

 

 

では、本当に相手も過去も変えられないのでしょうか。

 

 

 

 

 


質問は可能性をひらく

 

私は経験の中で

「相手を直接変えようとすることはできないけれど、相手が変わるきっかけをつくることはできる」と感じてきました。
 

 

そのきっかけになるのが「質問」です。

 

 

質問の素晴らしいところは、答えが無限にあること。
答える人の数だけ答えがあります。
 

そして、どんな答えも正解であること。
だからこそ、その人に合った答えが自然に見つかっていきます。

 

 

子どもたちにしても、大人にしても、やる気や笑顔は「自分で答えを見つけたとき」に生まれます。
 

 

質問は、相手の中に眠っている想いや可能性を照らすひかりのような存在なのです。

 

 

 


子どもたちが教えてくれた「質問の力」

 

小学校で養護教諭をしていたときのことです。
 

 

別室登校をしていた子どもたちがいました。

あるとき、その中のひとりが別室にも来られなくなってしまったのです。

 

 

心配した仲間たちは、その理由を一生懸命話し合っていました。
 

 

「どうして来れなくなっちゃったんだろう?」
 

 

でも、いくら考えても答えは出ません。

 

 

 

しばらくして、一人の子が保健室に駆け込んできました。
 

 

「先生!わかったよ!!」


「『なんで○○くんは来れなくなったんだろう?』って考えても、全然アイデアが浮かばなかったの。

でも、『どうしたらまた来れるかな?』って考えたら、いっぱい案が出てきたんだよ!」

 

 

 

私は本当に感動しました。
 

 

子どもたちは大人に教えられなくても、自分たちで「質問の力」に気づいたのです。

 

 

「なんで?」と問うと、視点は過去に向かいます。
けれど「どうしたら?」と問えば、視点は未来に向かう。
 

 

質問ひとつで、考え方も出てくる答えも、まったく変わるのです。

 

 

 


自分が変わることと質問の関係

 

「質問は相手を変えるきっかけになる」と言うと矛盾して聞こえるかもしれません。
相手は変えられないのではなかったの?と。

 

 

でも、実は矛盾ではありません。
 

 

相手を直接変えることはできません。
けれど、相手が「自分から変わりたい」と思うきっかけを渡すことはできるのです。
 

 

そのきっかけが「質問」。

 

 

そして、いい質問を投げかけられるようになるには自分自身が変わる必要があります。
 

 

私も自分自身が変わり、自分にかける言葉が変わったことで、

生徒にかける言葉が変わりました。
 

 

すると、生徒たちの行動や表情までも変わっていきました。

 

 

「自分が変わること」と「相手が変わるきっかけをつくること」はつながっているのです。

 

 

 


質問は過去さえ変える

 

質問は未来をひらくだけではありません。
質問によって相手も過去も変わる瞬間を、私は何度も子どもたちから見せてもらいました。

 

 

「なぜあの時あんなことが起こったのか」と問えば、過去は苦しみの理由になります。
 

 

けれど「そこから何を学べるだろう?」と問えば、過去は未来を照らす道しるべに変わります。

 

 

 

だから今の私は、こう思っています。
 

 

「相手も過去も変わるきっかけは、たしかにある」と。

 

 

その力を信じて関わるとき、人の中に眠っていた可能性は動き出します。
そしてそれは、あなた自身にも起こりうることです。
次にどんな「質問」を選ぶかで、あなたの未来も過去の意味も変わります。

 

 

そしてその力は、あなたが子どもたちと関わるときにも生まれます。
 

 

あなたが子どもたちにかける質問が、子どもたちの未来や過去の受け止め方を変えるきっかけになる。
 

 

その体験を、ぜひあなたの目の前の子どもたちにも味わわせてあげてほしいのです。

 

 

 


今日の問いかけ

  • あなたが最近、自分や誰かに投げかけた質問はどんなものでしたか?

  • その質問は「過去」に視点を向けていましたか?それとも「未来」に向けていましたか?

  • あなたが子どもたちに問いかけたい「ひとつの質問」はなんですか?


     


今日できる小さな一歩

 

自分自身に「どうしたら今日をもっと心地よく過ごせるかな?」と質問してみましょう。
 

 

その問いかけは、あなたの未来を変える小さな一歩になり、やがて子どもたちへの関わり方につながっていきます。

 

 

 


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今日のサスケさん💕

朝、ゴミ出しに行っただけなのに

「ボクを置いてどこ行ってたの?」って顔💕

かわいい💕