思春期からでも遅くない性教育

 

思春期の子どもたちや親御さんに性教育をしている自分としては

性教育が注目されるようになってきて、本当にうれしく思います。
 

 

でも、「小さいころから始めた方がいい」と聞くと、

すでに子どもが思春期に入っている方は

「うちはもう遅かったのかな」と不安になることもあるのではないでしょうか。

 

 

けれども、決してそんなことはありません。
 

 

小さいころからでも、思春期からでも、それぞれにできることがあります。

大切なのは「やってみよう」と思ったときに一歩を踏み出すことです。

 

 

 

 


小さいころの性教育と、思春期からの性教育

 

小さいころの性教育は、生活の中に自然に取り入れることができます。
たとえば

 

「体の名前を正しく伝える」

「プライベートゾーンのことを話す」

「困ったときに頼れる人を確認する」など。
 

 

この時期は、大人から教えてもらうことをそのまま素直に受け取りやすい年齢です。

 

 

 


思春期の子どもが求めているもの

 

一方で、思春期は大きな変化の時期です。
 

 

体の成長に加えて、心の中でも

 

 

「自分はどう生きたいのか」

「何を大事にしたいのか」

 

 

といった問いが芽生え始めます。
 

 

 

だからこそ、大人の言葉をそのまま受け取るだけではなく

 

「それって本当に自分に合っているの?」

「自分だったらどうする?」

 

と考え、選びとっていく姿勢が育っていきます。

 

 

 

この時期の性教育は、「正しい知識を一方的に教えること」では十分に届きません。
 

 

むしろ子どもが必要としているのは、

「一緒に考えてくれる大人」や「安心して自分の意見を言える相手」です。

 

 

性の知識そのものよりも、「この人になら話しても大丈夫」という信頼があるかどうかが、思春期の性教育の出発点になります。

 

 

 


思春期の子どもは「信頼できる人」を探している

 

私が養護教諭をしていたときのことです。

 


「助けてほしい」と手を伸ばしている子に
手を差し伸べたけれど振り払う生徒がいました。

 

わざとウソをつく生徒もいました。

 


一見すると「拒否」や「反抗」に見える態度の裏には、

こんな気持ちが隠れているのです。

 

  • 信じたいけれど、裏切られるのが怖い

  • 本音を話したいけれど、否定されたらどうしようという不安

  • 話すことで関係が変わってしまうのが怖い

 

だからこそ、子どもは試すのです。
 

 

「この人に本音を見せても大丈夫?」

「話しても、ちゃんと受け止めてくれる?」と。

 

 

 

大人からすれば「なぜそんなことをするの?」と戸惑う行動も、

実は子どもなりの“信頼できる大人を探すサイン”だったりします。
 

 

そして、そのサインをどう受け取るかで、関係の深まり方は決まっていくのです。

 

 

 


信頼関係を築くためのコツ

 

信頼関係を築くのに、特別なスキルがいるわけではありません。

 

  • すぐに答えを出すより、まず問いかけてみること

  • 否定せずに耳を傾けること

  • 子どもを信じる気持ちを持ち続けること

 

このシンプルな姿勢こそが、思春期の子どもたちとの関係を支える力になります。
 

 

 

性教育は知識を伝えるだけでなく、

「安心して受け取れる関係性」の中でこそ深まっていくのです。

 

 

 


大人も一人で背負わなくていい

 

ここまで「信頼関係が大事」と書いてきましたが、

だからといってすべてを大人一人で抱え込む必要はありません。
 

 

信頼できる人に相談したり、

書籍や動画などのツールに頼ったりするのも大切な方法です。

 

 

 

ただし、そのときに大切なのは

「自分は子どもに何を伝えたいのか」を持っていること。
 

 

それがあるからこそ、必要な助けを選んで取り入れることができます。

 

 

そして、自分が学び続ける姿そのものが、子どもへのメッセージになります。
 

 

「大人になっても学び続ける」

「分からないことは調べたり、誰かに聞いたりしていい」

――そんな姿を見せることが、実は一番の性教育になるのかもしれません。

 

 


今からでもできること

 

性教育は「小さいころから」であっても、「思春期から」であっても意味があります。
 

 

違うのは、子どもが性教育を“どう受け取るか”という点です。

 

 

小さいころは、大人から教えてもらったことをそのまま素直に受け止めます。
 

 

一方で思春期になると、「自分で考えて選びたい」という気持ちが強くなります。
けれども同時に、「一人で決めるのは不安」「誰かに支えてほしい」という思いも抱えています。

 

 

その揺れ動く気持ちを受け止めながら寄り添えるかどうか――ここに、大人の役割があります。

 

 

「もう遅い」なんてことはありません。
思春期だからこそできる深い関わりがあります。
 

 

始めようと思った“今”こそが、チャンスなのです。

 

 

 


今日の問いかけ

  • あなたのお子さんは、「この人には話してもいい」と思える相手に出会えていますか?

  • あなた自身は、思春期の子どもにどんな問いかけをしてみたいですか?

  • 「知識を伝える前にできること」って、どんなことだと思いますか?

 

 

 


 

 

 

今日できる小さな一歩

 

子どもに性のことを伝える前に、まず「最近どう?」と問いかけてみましょう。
何を話してくれるかよりも、「聞こうとしてくれる大人がいる」と感じられることが大切です。

 

 

 


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今日のサスケさん💕

見事な拒否柴🐕

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