先日、友だちがうちに遊びに来てくれたんです。


前から計画していた一泊のお泊まり。

うちには柴犬のサスケがいるので、そのことも伝えてありました。

 

 

その友だちは動物が大好きで快く「OK」と言ってくれていたんですが、

前日に「明日よろしくね!」とメッセージが来ました。

 

 

その最後に「家族のお二人にもよろしく伝えてね」と書いてあったんです。
 

 

“家族の二人”というのは、夫とサスケのこと。

私がサスケを息子のようにかわいがっていることを知って、

あたかも人と同じように扱ってくれた。
 

 

その心づかいが、とても嬉しかったのです。

 

 

 


 

この経験を通して思ったのは、子どもとの関わりも同じだということ。
 

 

子どもが大切にしているものやことを、大人も同じように大切に扱う。

それが信頼や安心につながります。

 

 

そして「言葉」もまた同じ。
子どもが口にする言葉には、その子の想いがのっています。
 

 

だからこそ、その言葉を大事に受けとめたいのです。

 

 

 


相談室でよくある場面

 

学校に足が向かなくなってしまった子と、

この先どうしていこうか話すなかで「わからない」と言うことがあります。
 

 

大人からすると「自分の気持ちなんだからわかるでしょ」と思ってしまいがちですが、実際にはいろんな「わからない」があるんです。

 

 

 

 

気持ちがぐるぐるして本当にわからないのかもしれない。
どう表現したらいいのかわからないのかもしれない。
戻りたい気持ちと戻りたくない気持ち、

どちらもあって整理できないのかもしれない。
大人がどうしてほしいと思っているのかわからないのかもしれない。

 

 

いろんな「わからない」があります。

 

 

「わからない」という同じ言葉でも、子どもの数だけ意味があるんです。

 

 

 


言葉の「心地よさ」を大切にする

 

子どもが使う言葉は、その子にとって心地よいから使っています。
あるいは、まだ他の言葉を知らなくて、それしか言えないということもあります。

 

 

例えば、定期テストをがんばったのに思ったような点数が取れなかった子。

 

 

「がんばったんだけど……残念です」
 

 

そのとき、大人が

「そうか、それは悔しかったね」と返したらどうでしょう。

 

 

子どもは「いや、悔しいというより残念なんだよな」と感じるかもしれません。
 

 

「残念」という気持ちを伝えたのに、

大人が勝手に「悔しい」とすり替えてしまった。

それは、子どもにとって「わかってもらえてない」と思うこともあるのです。

 

 

だからまずは、子どもが口にした言葉をそのまま受けとめること。

そして、そのまま返してあげること。
 

 

それが安心感につながります。

 

 

 


子どもとの関わりで大切にしたいこと

 

子どもの言葉を大切にしたい。
 

 

でも、実際のやりとりの中で

「どう受けとめたらいいの?」と迷うこともありますよね。

 

 

こんなとき、大切にしたいことがいくつかあります。

 

 

 

🔷子どもが口にした言葉をそのまま返すこと
 

それだけで「わかってもらえた」という安心感につながります。

自分の言葉を大切にされることが、「自分を大切にしてもらえた」という感覚にもつながります。

 

 

🔷意味を決めつけないこと
 

「わからない」と言われたときに

自分と同じ意味で使っていると解釈するのではなく、

 

「まだ言葉にできないのかも」

「表現が見つからないのかも」

 

と、いくつかの可能性を思いながら受けとめます。

 

 

 

この2つだけでも、

子どもにとって自分の「言葉」や「気持ち」を大切してもらえたと感じられますし、大切にしたいという大人の思いは伝わります。
 

 

そして、もっと理解を深めるために――もうひとつ大事なことがあります。

 

 

 


言葉をすり合わせていく

 

私はよく、こんなふうに素直に聞きます。

 

 

「今の『わからない』ってどういうことかな?
 

 

気持ちがぐるぐるしてわからないってこと?
どうしたらいいかわからないってこと?
それとも、どちらにも決められないからわからないってこと?
 

 

それとも、どれでもない?

 

 

どれに近いかな?」

 


そうすると、

子どもは「その中ならこれが近い」「いや、どれも違う」と答えやすくなります。

 

 

もし「どれでもない」と返ってきたら、

また新しい選択肢を一緒に探せばいい。
 

 

 

そんなふうに少しずつ言葉をすり合わせていくことで

お互いの理解が深まり、次の一歩につながっていきます。

 

 

 


 

子どもが発した言葉には、その子の気持ちがのっています。
 

 

それを大人が大切に受けとめられるかどうかで

安心感や信頼感は大きく変わります。

 

 

「そのまま返す」「決めつけない」「すり合わせる」――

どれも特別な技術ではありません。
 

 

ただ、子どもの「言葉」や「気持ち」を尊重する姿勢が

子どもにとって大きな支えになるのだと思います。

 

 

 


今日の問いかけ

 

子どもが口にした言葉を、思わず“言い換えて”返してしまった経験はありますか?
そのとき、子どもの表情や反応はどうだったでしょう。

 

 

 


今日できる小さな一歩

 

今日一日で出会う子どもの言葉を、そのまま返してみてください。
それだけで、子どもは「わかってもらえた」と感じてくれるはずです。

 

 

 


📒  noteもどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のサスケさん💕

大好きな人(夫)の帰りを今か今かと待つ。

かわいい💕