写真)

イスラム国 恐怖統治の実態:時事ドットコム (jiji.com)

 

今回は、「ウクライナ軍の内実」とはどのようなものかを知るために、

それについて解説しているジャック・ボー氏の記事を取り上げます。

イスラム国テロリストと、何か共通性はあるのでしょうか?

 

 

◆「ウクライナ紛争への道」

   ~ロシアの「特別軍事作戦」の内実を理解するために~

       By  ジャック・ボー

 

 

田中宇氏の記事

ウクライナ戦争で最も悪いのは米英 (tanakanews.com)

 

田中氏のこの記事で、ジャック・ボー氏の以下の論説をリンクしています。

 

Jacques Baud: The Road to War | Natylie's Place: Understanding Russia (natyliesbaldwin.com)

 

◆「ウクライナ紛争への道」

  ~ロシアの「特別軍事作戦」の内実を理解するために~

 

・・・・記事翻訳&補足・・・・・・・・

 

2014年のウクライナ・マイダン革命により、

親露派のヤヌコーヴィチ大統領が打倒された結果、新政府の最初の立法行為は、

それまで「ロシア語をウクライナの公用語」だと規定していた

「2012年のキバロフ・コレスニチェンコ法」を

廃止することであり、実際に、2014年2月23日にこの法律が廃止されたため、

ロシア語は、ウクライナの公用語から排除されてしまった。

 

(これは、とんでもない暴挙であり、スイス政府が、フランス語とイタリア語をスイスの公用語から除外する、ということがあり得ないのと同じぐらい、普通はあり得ない行為である。)

 

この決定はロシア語を話す人々に嵐を引き起こした。

その結果、政府のこの暴挙に反対するロシア語圏の住民たち  (オデッサ、ドネプロペトロフスク、ハリコフ、ルガンスク、ドネツク) が抗議に立ち上がり、

ウクライナ政府は、これは「反政府不満分子の暴動」だとして、彼らに対して

激しい(暴力的な)弾圧が行われた。

 

(「ロシア語を公用語のままに」と主張するロシア語圏の住民を「反政府勢力」として、弾圧・粛清を始めたのだ。)

 

2014-2016年の「両陣営による戦闘」の経過の調査は、

ウクライナの参謀本部は、同じ作戦計画を体系的かつ機械的に適用したことを示している。

2014年、私がNATOにいたとき、私は小型武器の拡散との戦いを担当し、モスクワが関与しているかどうかを調べるために、

反政府勢力へのロシアの武器配達を検知しようとしていました。

しかし、ロシアからの武器支援は確認できなかった。

そのかわり、検知されたのは、ウクライナ軍の一部の兵士たちが、ロシア語圏の住民側に寝返って、武器を提供していた、ということだった。

 

ウクライナ軍の兵士の志気は低く、政府の武力弾圧は思うように進まなかったので、

「ミンスク合意」の流れとなった。

しかし、ポロシェンコ大統領は、ドンバスに対して大規模な対テロ作戦  (ATO/Антитерористична операція)  を開始した。

 

ビス・レペティータ・プラセント:「NATO将校の軍事助言」が不十分だったが、ウクライナ軍はデバルツェヴォで惨敗し、「ミンスク2協定」への参加を余儀なくされた。

 

「ミンスク合意1・2」は、独立を承認するものではなく、「自治区」としての承認を意味していました。

しかし、

フランスに率いられた欧米は、「ミンスク合意」を、

「ロシア人vsウクライナ人」対決の構図、という「ノルマンディー形式」に体系的に置き換えようとした。この時には、ロシア軍は、ドンパスには侵入していなかったにもかかわらず、です。

 

当時、ウクライナ軍は嘆かわしい状態にあった。

どんな?

2018年10月、4年間の戦争の後、

ウクライナの軍事主任監督官アナトリー・マティオス曰く

ウクライナがドンバスで「総計2,700人の男性」を失った。

 

内訳:病気で891人、交通事故で318人、他の事故で177人、

中毒(アルコール中毒、薬物中毒)で175人、

武器の不注意な取り扱いから172人、治安規則違反から101人、殺人で228人、

自殺で615人。

また、ウクライナ軍の幹部の腐敗は著しく、

そのため、ウクライナ国民の支持を受けることができなくなっていた。

 

ウクライナ軍への参加するウクライナ男性もあまりいなくなって行った。

2014年3月/4月の予備役兵の徴集では、70%が第1セッションに現れず、

第2セッションで80%、第3セッションで90%、第4セッションで95%が現れなかった。

 

2017年10月/11月には、徴兵の70%が「2017年秋」徴兵招集に現れなかった。

ウクライナの若者は、国軍に徴兵されるより、

国外移民となることを選ぶものが続出していた。

 

だから、兵士の不足を補うために、

ウクライナ政府は「準」軍事「民兵」に頼ることにした。

即ち、「準」軍事「民兵」は、その大半が「外国人傭兵」、しばしば「極右過激派」で構成されることになった。

 

この「準」軍事「民兵」は

2020年にはウクライナ軍の「約40%」を占めるほどになり、

「約10万2000人の兵士」がいた。

彼らは米国、英国、カナダ、フランスによって武装され、資金提供され、訓練されました。スイス人を含む「19以上の国籍の者たち」でした。

(下記の記事↓↓にある「大幅増強」の兵器以外の意味が、これである。)

 

Mapping Ukraine and Russia on the edge of war (reuters.com)

↓↓記事内容)

「20万人以上の軍人」からなるウクライナ軍は、ロシアの4分の1以下の規模だが、

2014年以来、アメリカのジャベリン対戦車ミサイルやトルコの無人機の供給を含む西側の軍事援助によって、彼らは大幅に増強されている。

・・・・・・・

 

このように、

 

欧米NATO諸国は、明らかに

ウクライナ極右民兵 を創設し、支援してきた。

 

2021年10月、エルサレム・ポスト紙は

NATOの米英仏加が、

2020年から「ウクライナ極右民兵団の幹部たち」を「自国に招待」して「軍の学校で訓練」をほどこす センチュリア計画(PDF開く)  を実行していること(事実としての証拠です)を非難して、それに警鐘を鳴らした。

 

(補足・・・イスラエルが非難したのは、以下の点である。

すなわち、反ユダヤ主義的でナチス礼賛のウクライナ極右民兵団の幹部たちを、

ナチス礼賛を禁止しているNATOの米英仏加が、自国に招いて訓練している、

という「言行不一致の矛盾」をイスラエルは非難したのだ。)

 

これらの「ウクライナ極右民兵」は、西側の支援を受けて、2014年以来ドンバスで活動していた。

 

彼らを「ネオ・ナチ」と呼ぶか否か、議論の余地があるだろうが、

これらの民兵のことをどのように呼ぼうとも、

彼らが、暴力的であり、吐き気を催すイデオロギーを標榜し、悪意を持って

「反ユダヤ主義的である」という事実は変わりません。

 

彼らの反ユダヤ主義は

政治的というよりは文化的 

(↑↑ウクライナ・ユダヤ人連盟の会長ボリス・ロジキンによる表現)であり、

それが「ナチス」という表現を当てるのが適切とは思われない理由です。

 

(文化的・・・だというべき理由、すなわち、)

「ユダヤ人に対する彼らの憎悪」は、

1920年代と1930年代の「ウクライナ大飢饉」に端を発しており、

スターリンが赤軍の近代化に資金を供給するために作物を没収したことに

端を発している。

 

ウクライナで「ホロドモール」として知られるこの「ジェノサイド」は、

NKVD (ソ連のKGBの前身) によって犯され、

その時の指導部の上層部は主にユダヤ人で構成されていました。

 

これが、今日、ウクライナ過激派が、エルサレム・ポストが指摘しているように、

共産主義に基づく虐殺犯罪について、

イスラエルに謝罪するように求めている 理由だ。

 

これらの(ウクライナ民族主義過激派)民兵は、

2014年のユーロマイダン革命を活気づけた極右グループから生まれ、

狂信的で残忍な個人で構成されています。

これらの中で最もよく知られているのは「アゾフ連隊」で、

「アゾフ連隊の紋章」は1944年にフランスでオラドゥール・シュル・グラーヌ虐殺を実行する前に、1943年にハリコフをソビエトから解放したことでウクライナで尊敬されている「第2SSダス帝国装甲師団」を彷彿とさせます。

 

 

アゾフ連隊の有名な人物の中には、ライアンエアーのFR4978便の事件に続いてベラルーシ当局によって2021年に逮捕されたローマ・プロタセビッチがいます。

彼については、色々ありますが、ご本人のツイッターアカウントがあります。

(3) Roman Protasevich(@protas_by)さん / Twitter

 

こうしたウクライナの「準」軍事「民兵」組織を

"ナチス"あるいは"ネオナチ"として特徴づけて呼ぶことは、

西側のメディアからは、

そのように呼ぶことは、

ロシアが仕掛けた陰謀論プロパガンダだと決めつけられ、馬鹿にされている。

 

そのように、(それは陰謀論だ!とフェイク化して)

「エアーブラシ」で、彼らウクライナの「準」軍事「民兵」組織の

「マズイ履歴」を消すようにしなければ、

ISIS(イスラム国)のときと同様に、

西側諸国が、「裏でテロリストを創設して支援」して来たことが

バレてしまう。(それは本当に彼らにとって、マズイことだ。)

 

欧米は、2014年以来、

一般市民に対する多数の犯罪、すなわち強姦、拷問、虐殺で有罪とされている

「極悪な民兵たち」を支援し、武装させ続けて来たのだ。

(それが明確な事実。)

 

以上が、ボー氏の解説による、

 

ロシアのウクライナ侵攻「前夜」の「背景状況」だ、とのことです。

 

記事おわり)

・・・・・・・・

 

彼の更なる別の論説は、こちらをどうぞ。

ジャック・ボー – The Postil Magazine

 

↑↑↑

この記事でジャック・ボー氏は、

 

「ウクライナ侵攻」の原因となった

「ウクライナ政府の秘密」

 

について暴露している。

 

それは、どういうものか??

 

ロシアの主張は、分離主義地域を攻撃する、秘密のウクライナの命令を発見した - エルサレムポスト (jpost.com)

 

「ロシアトゥディ」の記事では、毎回必ず、

以下のような「締め台詞」が使われています。

とても重要なことなので、100回繰り返して知ってもらおう、ということでしょう。

・・・締めの言葉・・・

ドイツとフランスが仲介した「ミンスク合意議定書」は、

ドンバス分離地域に対して、

ウクライナ国内における特別な地位(=自治区認定)を与えるように設計されていた。
それ以来、クレムリンは、ウクライナが、アメリカが率いるNATO軍事ブロックに、決して加わらない中立国でいます、と公式に宣言するよう要求していた。
キエフ政府は、
「ロシアの侵攻は全くいわれのないもの」だと主張している。

しかし、ロシア政府は、侵攻の際に、
「ウクライナ軍が(ドネツクとルガンスク)2つの共和国に

武力侵攻して大量虐殺をしながらこれを奪還する計画」を立てており、

それが今まさに実行されそうだったのだと、ロシア側は主張している。

勿論、ウクライナ政府は、

そのような「ドンバス侵攻奪還計画」など一切存在しない、と全面否定している。

・・・・・・・・

 

これこそが、ポイント・核心です!!

 

「侵攻の主原因」だとロシアが言う

 

ウクライナ軍による「ドンバス侵攻奪還計画」

 

果たして、その証拠はあるのか?

 

証拠があったのです!!

 

ウクライナ侵攻した際に、ロシア軍人が

「ウクライナ南部のウクライナ軍本部」で発見し、押収した秘密文書

 

◆ウクライナ国家警備隊第4旅団の秘密暗号電報の原本
 

・2022年1月22日付のウクライナ国家警備隊司令官バラン大佐の密命が公開されています。
◽️ この文書は、ウクライナ国家警備隊の北部キエフ、南部オデッサ、西部地域部門の責任者に宛てたものである。
◽️ 命令は、ドンバスのいわゆる「連合軍作戦」区域での攻撃行動のために、攻撃群の一つを準備する計画を詳述している。
・ 2月28日までに国士無双の戦闘準備活動を全て完了させること。

2022年3月にドンバスにおいてウクライナの「連合軍作戦」の一環として戦闘任務の遂行を開始するために。

 

↓↓画像に関しては、「検閲」が入って、開けなくなっていますが、

公開されたものは、テレグラムで見ることができます。下記にリンクあり。

 

 

 

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以上、

ウクライナ南部のウクライナ本部で発見された軍事文書(テレグラムTelegram: https://t.me/rybar/29677?single)により、

ウクライナがドンバス地域への大規模殺戮攻撃を開始する準備をしていたこと、

そして、その開始が差し迫っていたことが、

言い逃れできない「明確な証拠」として確認されている。

 

というわけで

結論です。

 

本ブログ記事のタイトル

◆ウクライナの「準」軍事「民兵」は、ISIS(イスラム国)テロリストと似ているか?

 

の答えは?

 

似ている、というか、構造は全く同じ。

これを創設して支援しているバックの勢力も同じ。

 

 

という結論です。

・・・・・・・

 

なお、Saker氏のロシア軍のSMO「オペレーションZ」軍事分析記事の

すべて(全編)は、こちらに纏めていますので、興味のある方は御覧下さい。

 

ロシア軍「オペレーションZ」ウク侵攻の軍事分析・Saker氏詳細解説 

 

本日は以上です。

それではまた。