


9月4日(金)午後2:00
山形県小国町叶水にある
基督教独立学園高校を訪ねた。
やぎりんカルテート・リベルタと
歌手・渡辺麻衣
読み語り師・河向貴子(かわむかいとーこ)の
六人で。
この高校は1学年定員25人という
日本一小さな私立高校と言われている。
内村鑑三の弟子である
鈴木弼美(すけよし)先生が
外国の宣教師の影響のない日本の田舎で
聖書に基づいた純粋なキリスト教を基本とした
教育を行ないたい、という目的で
90年以上も前に、山形県の
新潟県境に近い山村
小国町叶水(かのみず)に創立した学校である。
内村鑑三は無教会派のキリスト教徒。
弟子の鈴木弼美も同様であり、
キリスト教教育には
教会や牧師を必要とせず、個人が聖書と
向き合うことが信仰の道であると説いた。
ボクの祖父・渡部彌一郎は、
弼美先生に全面的に共感し、
この村への学校創立に反対する村人たちを
説得するなど、学園の最大の理解者であった。
戦争が始まると
「この戦争に正義はない」などと二人で
「反戦的言動」を行なったので
山形特高警察に逮捕されて、8か月も
牢獄で過ごした。
学校の校訓は
「神を畏るるは学問の始めなり」
(旧約聖書 箴言 第1章7節)

学校公演には、村の方々や卒業生も招かれ、
当日は約70人の生徒の合唱団が、
《広い河の岸辺》で
やぎりんカルテートと共演した。
混声三部合唱の楽譜は、
学園生のコーラスのために急遽ボクが
編曲した手書きの楽譜である。

全部で3ページあります。ご希望の方には
無料でお送りします。
コンサートは
「藝術鑑賞教室」というような
仰々しい名前ではなく
「自由の風コンサート」でしたが、
学校としては音楽の授業の一環に組み入れて
くださったようです。
演奏から10日後くらいに
高校生たちの感想文が届きました。
音楽の先生から二つの質問があり、それに
自由に答えるものでした。
Q1.最も心が動かされた1曲を教えてください。
その曲を選んだ理由を、どのような
音楽的特徴があったかを
結びつけて説明してください。
******1年⽣(79 期⽣)******
★Amazing Graceクラシックギターの柔らかい⾳と
軽いリズムが曲とマッチしていた。
楽しそうに弾いていて、凄くかっこ良かった。
★思い出のサリーガーデンギターの弾き語りに惹かれた。
⿇⾐さんとは違う声の質と柔らかい声が、
その情景を想像させて、
とても感動した。楽器がたくさんあるけれど、
それぞれが喧嘩しているのではなく、
尊重しあって、
どんどん主張する楽器が
変わっていくのが
良いと思った。
あと、チェロがいい!
★Amazing Grace
なんか綺麗。感動しました。
滑らかな感じがした。
★あなたの肩を借りたら
清永さんと渡辺さんのセッションが
凄く素敵でした!
★コンドルは⾶んでいく
終盤の盛り上がりがすごかった。
★Amazing Grace
ギターがクソかっこよかった。
歌もやばかった。伸びがすごい。
★チョグイ⿃ 明るい雰囲気の曲で、
本当にパラグアイの景⾊とかを想像できて
楽しかった。読み語りと含めて
⼀つの作品になっていて素敵だった。
★Amazing Grace
ギターの⼈が格好よすぎました。
少しオリジナルを知っていたので
すごく楽しかったです。
★アマポーラ(ひなしげちゃん)
この曲を聴いた時に、
この曲が好きだとピンときた。
軽やかだけど
チェロが⼊ることによって
深くなったように聞こえた。
それが好きだった。
★「鶴」
戦争、原爆、その絶望から
⽣まれた。
⾟いこと、苦しいことから
未来へつながる曲。
それが詩からも曲からも強く感じられて、
凄く印象に残りました。
★Amazing Grace
まずギターがオシャレな感じで格好良かった。
他の⼈もそのギターにあわせるような
表現があったように感じた。
77 期の歌う合唱で曲を知っていたので、
「お、そこで、こういう⾳を⼊れるのか」
みたいな
アレンジに気付けたのも楽しかった。
★Amazing Grace
奏者の皆さんが、⾳楽を⼼から楽しんで
敬意をもって演奏している感じが
伝わってきて⿃肌でした。
舞台演奏って
⾳だけじゃないんだなって思いました。
★⽇記
語りと曲があっていてハッとしました。
★⽇記
アンネフランク。
希望を感じる歌詞が多くあったから。
★最初に演奏された「アマポーラ」が、
ジブリにかかってそうな気がして、
その胸の⾼まりと
凄さに圧倒されました。
★チョグイ⿃
アルパの軽やかな⾳⾊がとても綺麗だった。
★「モモ」がとても印象に残りました。
モモは元々私が読んだことのある⼩説で、
語り部の⼈のお話が
とても⾯⽩かったです。
なぜなら
私のイメージしている声と
ほぼ同じだったからです。
また、
チェロの穏やかな⾳がとても良かったです。
★Amazing Grace
ゆっくりな歌なのに、リズムが
何か少し激しかった。(特にギター)
★思い出のサリーガーデン
とにかくギターがすごく、
とても魅⼒があった。
★想いの届く⽇ 曲調が激しくなる時に
チェロとギターが息を合わせて
演奏しており、
すごい重厚、
深みのある⾳楽だった。
★あなたの肩を借りたら
知っている曲で、なおかつ
サビの盛り上がりが異次元だったから。
★You Raise Me Up
中学の時に演奏したことがあった曲なので
親近感があったのと、
歌の⾼⾳が
特に綺麗に真っ直ぐ響いてて
圧倒されました。
間奏の時に⼊ってきた笛がボーカルからの
メロディを引き継がれていて、
つながりが綺麗でした。
*****2年⽣(78 期⽣)******
★アメージンググレイス
ギターソロに始まり、
ポップス要素を含みながらも
クラシカルなジャズさも奏られていて、
聞いたことのないジャンルの⾳楽だった。
★思い出のサリーガーデン
最初のアイリッシュフルートのメロディに
引き込まれた。
間奏のハープも素晴らしく、
歌のハモリが綺麗だった。
★「あなたの肩を借りたら」と
「アメージンググレイス」が
本当にすごかった。全部すごかった。
★Amazing Grace
ギターがめちゃくちゃ格好良かった。
★Amazing Grace
ギターが全ての⾳(1⾳1⾳)を弾かなくても、
曲がわかってすごかった。
笛がとても⼼に残りました。
★コンドルは⾶んで行く
元々学園コーラスで昔聞いていて、
どういう感じでやぎりんさん達がやるのか
楽しみにしていた。
1つ1つの⾳が合っていて、すごかった。
★「広い河の岸辺」
学園⽣みんなで歌ったことで、
「声の川」の流れを感じた。
また、みんなが⼀つになったので、
⼼地よかった。
★Amazing Grace
とにかくギターがかっこ良かったです。
曲の盛り上げ⽅も、静かな場⾯でも
強弱をつけていて、
ギターを⽬⽴たせる時と
他の楽器、声を
⽬⽴たせるときで、
しっかり分けられていた
気がした。
それが凄く綺麗に聞こえた理由かもしれない。
凄くかっこ良かった。
★Amazing Grace
ギターがイカつい。
★アマポーラ(ひなしげちゃん)
ジブリの⾳楽が⼤好きで、何曲か
ジブリの曲に出てくる楽器と
同じ⾳が聞こえて嬉しかったです。
★「⽇記(Diary)
アンネフランクに捧ぐ」
どの曲もそうですが、
それぞれの楽器が調和して、
そこに⿇⾐さんの声が⼊って、
希望を持ち、
平和な世界が願い続けた
アンネ・フランクさんを
曲の中で感じ、感動することができました。
★最後のアンコールで歌っていた
アメージンググレイスギターソロが多くて、⼼を動かされた。
ギターソロ、めっちゃかっこ良かった。
★アマポーラ聞いた瞬間に、凄く感動した。
★最後の
アメージンググレイス始めのギターが いかつくて、⼼が動いた。
★アンネ・フランクの曲「アンネの⽇記」の
読み語りから始まり、
アンネの⾔葉が今の私に
凄く響いてきました。アルパの少し弾むような⾳と、
チェロの深みのある⾳が、特にそれを
感じさせました。
まるで、⾃分が、
アンネの友達になったかのような
気分でした。★アマポーラ(ひなしげちゃん)⼼に響いた。
★思い出のサリーガーデン清永さんの声が良かったのと、
歌詞も⼼に刺さった。
⼈⽣のことは気軽に考えましょう 的な
内容を⾔っていた。
★思い出のサリーガーデン優しい声がアルパの⾳とあっていて、
綺麗なハーモニーだった。
⿇⾐さんの声も綺麗で、
表現の仕⽅がうまかった。
*****3 年⽣(77 期⽣)****
★コンドルは⾶んで行く寂しさと⾃由を感じ、
サヨナラと思う。
私の⼈⽣に響く曲。⾼い⼭から
⾶んでいく⿃を⾒ているような気分になる。
遠くへ⾏く者たちに対し、
”無事で”と思うことに似ている。★Diary が印象的だった。
全てにおいてだが、
全員が
分かり合っているように思えた。
主と⽀えと、その⼼の動きが、
とても気持ちよいもので、
演奏者の⽅々の
つながりに感動した。本⽥美奈⼦さんの
アメージンググレイスを、
声変わり前にボイトレで歌っていたので、
聞きながら⾊々と思い出して良かった。
渡辺⿇⾐さんが踊っているようで、
腹圧もすごいのだなって⾒ていました。
★アメージンググレイス⾳楽と⼈間が最も⼀体化していると
感じたから。
★コンドルは⾶んでいくリズムが良かった。
★アメージンググレイス楽しそうに弾いているギターと
⾃由に歌っている⿇⾐さんの姿が良かった。
★You Raise Me Up⼥性コーラス部でも歌ったことがあり、
歌詞が⾃分の中にも⼊っていた。
サビの You Raise Me Up に合わせて
壮⼤になって、パーっと
明るくなるような強弱があった。
★アンコールの
アメイジンググレイスが
良かったです。
演奏者の⽅々も
楽器を楽しんでいるような演奏が
素敵でした。
いろんなテンポの取り⽅から、
⾳楽の多様さを感じるようでした。
★
「広い河の岸辺」ちょっと歌の⾳が外れる箇所はあったけど、
⼀つになれた気がしました。
村の⽅が泣いてくださり、
学園⽣はプロではないけれど、
想いは届くと思いました。
★アメージンググレイス奏者の⽅々が演奏を⼼から楽しんでいる
様⼦にとても感動した。
アメージンググレイスの歌詞に
深みがある。
★コンドルは⾶んでいくアメージンググレイス。
⼩さい時の思い出のある曲だから、
懐かしい気持ちになった。
★「広い河の岸辺」今まで練習してきた曲であり、
全体合唱だったので、迫⼒があり、
学園であまり聴かない楽器が
後ろから聞こえてきたのが良かった。
★思い出のサリーガーデンPop に楽しそうにしているのが印象的。
本当に⾳を楽しんでいると感じた。
★「モモ」最初の語りを含め⾳楽だと思った。
凄く共感した。★全部素晴らしかった
特に You Rise Me Up⾃分的には
⺠族楽器特有のグルーヴを⼀番感じた。
やぎりんさんの笛がうまく
弦楽器達を引き立てていた。
歌声もレベル高すぎた。
以上
Q.2 やぎりんカルテート・リベルタと
渡辺麻衣さんへメッセージをお願いします。
「質問2」への学園生の答えは
次のブログで.......
このブログを訪ねてくださった
方々の幸運を祈ります。
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3. つばめよ☆
N.S.セビージャ作詞作曲/やぎりん訳詞
4. 鳥の歌★ カタルーニャ民謡/やぎりん訳詞
5. 鶴★
R.ガムザートフ作詞/Y.フレンケリ作曲/やぎりん訳詞
6. 広い河の岸辺★◎
スコットランド、イングランド民謡/やぎりん訳詞
7. 思い出のサリーガーデン◎★
アイルランド民謡/やぎりん訳詞
8. 埴生の宿 H.R.ビショップ作曲
9. ふるさとのナナカマド★
C.オリファント作詞作曲
(スコットランド民謡)/やぎりん訳詞
10. ローモンド湖の美しい岸辺☆
A.スポティスウッド作詞作曲
(スコットランド民謡)/やぎりん訳詞
11. あなたの肩を借りたら/
You Raise Me Up★☆◎
B.J.グラハム作詞/R.ラヴランド作曲/やぎりん訳詞
12. 海はふるさと(大海啊故郷)★
王立平 作詞作曲/やぎりん訳詞
13. 空中散歩★
H.ブレイク作詞作曲/やぎりん訳詞
14. ふるさと銀河に還る★
E.モリコーネ作曲/やぎりん作詞
歌:渡辺麻衣★/Tommy☆
演奏:やぎりんカルテート・リベルタ
八木倫明(ケーナ、ナイ)
藤枝貴子(アルパ=パラグアイ・ハープ)
清永アツヨシ(ギターと歌)◎
菅野太雅(チェロ)
演奏:やぎりんトリオ・ケルティカ
八木倫明(アイリッシュ・フルート)
田中麻里(アイリッシュ・ハープ)
清永アツヨシ(ギターと歌)◎
菅野太雅(チェロ)ゲスト
【CD番号】
LIBERTAD-CD88612
本体価格¥2800(+税)
地球音楽工房
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◎エッセイ『広い河の岸辺』 必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子
やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)¥1000+消費税
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社
やぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部
《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)2曲セット。
定価¥1200(+消費税)
葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました。
絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。
クミコさん
「いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です」
湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。

合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が
素晴らしい演奏をしています。
★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽