アルコール摂取と大腸癌の関連性についての論文 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

診療所では分子栄養学を取り入れた便通治療をしています。

 

その中で大切にしているのが食事指導。

 

便通に良いものを摂取する前に、腸に悪いモノを抜いてもらっています。

 

たった2週間でも便通が変わる患者さんが多く、サプリや健康食品に手を出す前に、お金をかけずにできることが食事内容を変えることです。

 

抜いてもらうのは次の3つ。

 

小麦

乳製品

アルコール

 

もうちょっと頑張れる人には

 

カフェイン

白砂糖

悪い油

 

の3つを加えています。

 

 

特に痔とアルコールの関係は深く、お酒をやめるだけで痔が良くなる患者さんも大勢おられますので、痔の人は是非とも試して欲しいですね。

 

 

今日はアルコールと大腸癌に関する論文をご紹介⬇

 

 

論文の内容を分かりやすくまとまめした。

 

何を知りたくてやった研究かというと「お酒は大腸がんリスクを上げる」とは言われますが、多くの研究は“最近1年の飲酒量”だけで評価しています。
 

この研究は、PLCO試験の大規模データを使って、18歳以降の“生涯を通した飲酒(平均)”や、飲み方のパターン(ずっと多い/やめた等)と、
 

大腸腺腫(特に“新しく見つかった”腺腫)
 

大腸がん(部位別:結腸/直腸など)

の関連を同時に見ました。

 

 

研究デザインはざっくり言うと

対象:米国のPLCO(前立腺・肺・大腸・卵巣がん検診試験)参加者(55–74歳で登録)

飲酒評価:参加者が4つの年齢期の飲酒量を自己申告 → 18歳からベースラインまでの平均“drinks/week”を算出

腺腫解析:ベースラインのシグモイドで陰性だった人の「次回検査で見つかった腺腫」を解析(ロジスティック回帰)

がん解析:追跡約20年での大腸がん発症を解析(Cox回帰)

 

 

 

結果は・・・


 

 

 “生涯平均で多い人”は大腸がんリスク↑

 

生涯平均 14杯/週以上(vs 1杯/週以下)の大腸がんリスクが高い

HR 1.25(95%CI 1.01–1.53)

特に直腸がんでリスクが高くなる

HR 1.95(95%CI 1.17–3.28)

14杯/週はイメージとして「1日2杯」くらい(“杯”の定義は研究のstandard drinkに相当)です。

 

 

 ずっとヘビーに飲んでいた人(パターン)も大腸がんリスク↑

 


「一貫してヘビー」 vs 「ライト」:HR 1.91(95%CI 1.17–3.12)

 

 

 “やめた人”は非進行性腺腫が少ない

 

現在ほぼ飲まない人(<1杯/週)と比べて、元飲酒者(former drinkers)は非進行性腺腫のオッズが低い
 

OR 0.58(95%CI 0.39–0.84)

 

 

 

 ちょっと不思議な所:中くらいの飲酒が“低リスク”に見える

 


現在飲酒している人で 7〜<14杯/週は、<1杯/週より大腸がんリスクが低い

HR 0.79(95%CI 0.64–0.97)

特に遠位結腸でその傾向(HR 0.64、上限がちょうど1.00)

ここは「適量飲酒が予防」というより、比較対象(ほぼ飲まない群)に“体調悪化で飲めない人(sick quitter)”が混ざるなどの影響で、見かけ上そう見える可能性があります(観察研究でよく出る歪み)。

 

論文の結論自体も“ヘビー飲酒はリスクが上がる/飲酒をやめると腺腫は下がるかも/癌ができる部位で違う”に重きを置いています。

 

 

臨床的には以下のような結論が導き出されるでしょうか。

この論文が言っている現実的なメッセージはこの3つです。

  1. 「長年ずっと多め(だいたい1日2杯以上)」は、大腸がん、とくに直腸がんリスクが上がりうる
     
  2. “長期のヘビー継続”がまずい(単年の量だけでなく、積み上げが効いていそう)
     
  3. 飲酒をやめることは、少なくとも“腺腫(前がん病変)”側では良い方向に働く可能性

 

 

この論文の限界は

・飲酒量は自己申告(思い出し誤差あり)

・観察研究なので、調整しても交絡は残り得る

・「中等量が低リスク」の部分は、特に比較群の性質で結果が動きやすい(因果と断定しにくい)

 

 

ということがあることにも注意が必要です。

 

 

アルコールは分解されるとアセトアルデヒドになります。

 

アセトアルデヒドは、アルコール(エタノール)が体内で分解される途中でできる反応性の高い毒性物質で


・DNAを傷つける

 

・粘膜を慢性的に荒らす

 

・炎症・発がん環境を作る

 

ので慢性的・長期的な摂取は発癌に繋がると言えます。

 

 

痔の原因にもなりますので、診療所では摂らない指導をしていますが、それでも飲みたい患者さんには「自己責任」で飲んでもらっています滝汗

 

 

診療所で希望する患者さんに出している「アルコール分解酵素」は「アセトアルデヒド分解酵素」です。

 

飲む前に飲むことをお勧めしていますが、こんなサプリを飲まなくてもいいようにお酒をやめるよう指導しています。

 

 

 

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