産後の切れ痔について | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

今日のブログは閉鎖した診療所のオフィシャルブログに掲載していた記事をリライトしてお届け致します。
 
大切な記録としてアメブロで残すことにしました。
 

 

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なぜか肛門科ってオッサンが行く所っていうイメージを持っている人が多いのですが、当院では患者さんの7割が女性です。

 

しかも20〜40代の若くてキレイな女性が多いです♡

(なぜか痔になる女性は美人が多い。これホントですよ!)

 

妊婦さんや産後の女性もたくさん来られています。

 

 

 

子供を預けられない・・・ と悩んでおられる女性も多いようですが、当院には赤ちゃん連れ、お子さん連れの女性がたくさん来られています。

 

ベビーカーで来られてもOKです。

 

ベビーカーごと、赤ちゃんと一緒に診察室に入って頂いています。

 

 

 

お付き添いがなくても大丈夫です。

 

ベビーカーでお越しの際は、予約時に必ず申し出て下さいね!(出入り口が別になりますので)

 

お子さん、何人来られてもいいですよ(笑)

 

ただしスタッフは子守が出来ませんので、どうかご了解下さい(笑)

 

 

産後3ヶ月の赤ちゃんを連れて受診された裂肛の30代女性

関東から3ヶ月の赤ちゃんを連れて受診された30代女性患者さん。

 

以前よりブログを読んでいて、自分に当てはまることが多く、自分も「出残り便秘」だろうと思っての受診でした。

 

お通じがある度に、痛みや違和感、かゆみ等があり、近くの便秘外来がある肛門科で酸化マグネシウムと注入軟膏を出してもらっていたそうですが、なかなかすっきり良くならず・・・。

 

医師から「このままだと手術」と言われたことが、心の中にずっと残っていて、二人目出産、仕事復帰を控えたタイミングで思い切って予約を取って私の外来に来られました。

 

お通じの悩みは、ご主人にも言ったことがなく、受診は本当に勇気のいることだったそうですが、思い切って受診して良かったと喜んでもらえました。

 

説明が分かりやすかったと喜ばれ、今後何をどうしていけば症状が改善するのか、私の話を聞いて、心からホッとされたようです。

 

医師から「全然大したことない。」と言われると、患者さんは喜ぶのかと思いきや、痛みや不調を訴える自分が変なのではないかと思ったり、治療法がないのかと落ち込んでしまったりすることもあるようです。

 

 

「痛みや不調の原因を分かりやすく教えていただいたので、治る希望が見出せました。 次回の受診では、みのり先生にお尻をほめてもらえるよう、毎日のお尻のお手入れをがんばっていきたいと思います。」

 

と笑顔で帰って行かれました。

 

初めて受診された患者さんは次の診察は2〜3週間後です。

 

2回目の診察は私の予約が取れず院長の予約を取られたようです。

 

「男性医師で恥ずかしいなぁ。」と思われる女性も多いですが、いざ診察を受けてみると全然平気!という人がほとんどです。

 

ちゃんと治って完治終了となりました。

 

「みのり先生にお会いできなかったのは残念でしたが、いわお先生もとても優しく親切で、どちらの先生に診てもらっても安心、納得の診察でした。」

 

と喜びの言葉を頂きました。  

 

 

出産を経験したお尻は何だかデコボコしているし、触ると何かあるような気がするし、また痛みやかゆみなど症状があると、心配と不安でいっぱいになるようです。

 

遠方の患者さんが「こんなに良い病院、家から気軽に行ける距離にあったら、どんなにいいだろう・・・」とよく言われるのですが、「遠いからこそ、人目を気にせず病院の中に入れるのかな・・・」という逆の意見もたくさん頂いております。

 

遠方からの受診は、新幹線や飛行機を使わなければならないこと、小さなお子さんがおられる患者さんは子供の面倒があることから、一番秘密にしていたかったご主人にも相談しなくてはなりません。

 

それはそれはとても勇気のいることで、できたらあまり言いたくないことかもしれませんが、便通のこと、排便管理のこと、お尻のトラブルのことを大切なご家族に話されると人生が変わりますよ。

 

この女性患者さんは、「汚いと思われたら嫌だな、嫌われてしまうかな」、と不安だったそうですが、いざ告白してみると「良い病院が見つかってよかったね。来年は子供を見てるから1人で行って来たら?」とご主人から提案されたそうで、夫婦の絆も強くなったことでしょう💖

 

 

「来年はラブちゃんに会いたいです。」

 

と1年後の「お尻健診」を楽しみに治療終了となりました。

 

 

患者さんからの言葉が私たちの仕事の糧

患者さんからのアンケート、お手紙は私たちの仕事の糧でした。

 

それは、倒産寸前のどん底の中、当院を継承した20年前から同じです。

 

患者さんからの感謝の言葉だけが私たちの存在価値であり、診療を続けるモチベーションでした。

 

喜んでもらえない仕事ならやめよう そう覚悟してどん底の中から今までやってきました。

 

大阪肛門科診療所じゃないと困る

 

先生が居なくなったら困る

 

そんな風に言ってくれる患者さんがいる限り続けよう、という思いで現在も診療をやっています。

 

 

酸化マグネシウム系の内服薬で切れ痔が悪化することもある

妊娠中や産後に産婦人科からよく出される酸化マグネシウム系の飲み薬。

 

これは「便を出す」薬ではなく「便をやわらかくする薬」です。

 

飲んでも便が出ないから・・・と、どんどん飲む量を増やしている人がいますが、増やせば増やすほど軟便になり、出てくる便は泥状便・・・という患者さんも多くみかけます。

 

でも、

 

出始めの便だけは硬くて肛門が切れてしまう・・・

 

切れ痔が治らない・・・

 

というケースは、便がスッキリ出ずに中に残っている可能性があります。

 

出残り便には飲み薬は効きませんから、飲んでも飲んでも出始めの便だけは硬くて切れてしまうわけです。

 

そして残った便は酸化マグネシウムがよ〜く効いた軟便・・・

 

当然、傷にも入りやすいです。

 

便で汚染された傷は化膿して炎症を起こしやすく、酸化マグネシウムを飲むと、かえって切れ痔が悪化することもあるんです。

 

切れ痔が悪化すると肛門が狭くなっていきますから、もっともっとやわらかい便を出さないと・・・と酸化マグネシウムを増量していきます。

 

やわらかい便が出ても痛い、

切れ痔が治らない・・・

 

が続くと「このままだと手術」と言われてしまいます。

 

確かに正解です。

 

「このままの便通を続けると手術」になってしまうでしょう。

 

でも、切れ痔(裂肛)の原因となった便通を治せば手術を回避できることが多いです。

 

 

治療の第一歩は正しい排泄から

切れ痔を繰り返している患者さんを診察すると、必ずと言っていいほど肛門や直腸に残便が確認できます。

 

さっき出してきたのに・・・です。

 

その残った便をスッキリ出さないと傷も便まみれ・・・

 

これじゃあ、切れ痔(裂肛)も治らないです。  

 

だから、ちゃんと便を出し切ることが大切。

 

そうすれば酸化マグネシウムなどの内服薬や痔の薬を使わなくても、切れ痔(裂肛)が治ってしまうことを多く経験しています。

 

切れ痔(裂肛)に限った話ではありません。

 

いぼ痔(脱肛・痔核)だって同じです。

 

痔の原因となった便通を治さなければ、薬を使い続けても、手術を受けても、何度でも痔を繰り返します。

 

だから痔の根本治療は便通を治すこと。

 

私たちは治療の第一歩は正しい排泄からと考えています。

 

ちょっと一般の肛門科とは違った変わった肛門科かもしれません。

 

でも、もしも困っておられるのであれば排泄を見直してみて下さい。

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」🐾

犬のようちえんでトレーニング🐶

言葉とジェスチャーで指示をすると

犬も分かりやすいです👌🏽

人差し指を立てて上に向けると

「オスワリ」しますよ💕

 

 

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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術