お正月休みに多い救急疾患?! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

お正月休みに多い救急疾患と言えば、お餅を喉に詰まらせたことによる窒息ですが、肛門科において救急?疾患と言えば便栓塞ですね。

 

糞詰まりのことです。

 

お正月休みは実家に帰って過ごす方が多いですからね。

 

ご主人の実家だったりすると嫁としては色々と気を遣ったり遠慮があるわけで、トイレをガマンする女性が多いです。

 

実際、実家に泊まっていた3日間は全く便が出ず、自宅に戻ってからやっとゆっくり落ち着いてトイレに入れる・・・と思ってトイレに行くも出ない笑い泣き

 

頑張っても出ないガーン

 

おなかもはってきたし

そうだ!

下剤を飲もうグー

 

 

市販の下剤を内服して翌日出そうとトイレへ。

 

おなかはグルグル動いて

痛いのに

 

トイレで頑張っても

ほんの少量の便しか出ないガーン

 

いや

そんなことないはず。

 

だって今日で4日出てないよ。

 

 

何度も何度も

トイレを行ったり来たりするもダメ。

 

今日も下剤を飲んで明日頑張ろう。

 

ところが・・・

 

翌日になっても

便は少量しか出ず。

 

2日続けて下剤を飲んだから

お腹は超痛いえーん

 

明らかに

出口に便が溜まってるのが分かる。

 

頑張ったら出るかも・・・

とトイレで頑張ること1時間。

 

少量の便しか出ず。

 

そうだ!

浣腸しよう!

 

と思い薬局で購入した浣腸を使うも液が漏れてきて入らず便は出ないガーン

 

 

トイレで頑張ること数時間。

 

もう限界。

 

だんだん肛門が痛くなってきた。

 

 

明らかに便塊が肛門に挟まっているのが分かる。

 

気持ち悪いので指を突っ込んで出そうと頑張ってみる。

 

石のように硬い便が触れるけど出せないあせる

 

 

肛門を指でほじくっていると血が・・・ガーン

 

とりあえず休憩しようとソファで休んでいると、おしりにつめた〜い感覚が・・・。

 

え!?

出血!?

 

と思い急いでトイレへ。

 

 

そうしたら・・・

 

便が漏れてるゲッソリゲッソリゲッソリ

 

 

あー・・・

下剤飲んだから下痢なんだ笑い泣き

 

 

おなか痛いし汗

 

なのに出口の便は出ないよえーん

 

 

トイレットペーパーで拭いても拭いても流れ出てくる水様便。

 

あきらめてオムツを着用。

 

 

翌日になると肛門が痛くて歩くのもつらいほどに・・・。

 

 

見かねた家族が救急病院へ連れて行ってくれた。

 

 

「糞詰まりですね。浣腸しましょう。」

 

と先生。

 

いやいや

浣腸は既に自分でやったけど

出なかったよ・・・

 

でもトイレで看護師さんに浣腸された。

 

予想通り便は出ず。

 

「浣腸でも出ないので摘便しますね。」

 

と言われるも、摘便してくれたのは看護師さん。

 

 

むっちゃ痛いえーん

ちょっと便は出たみたい。

 

「それでは続きは下剤を飲んで自宅で自分で出して下さいね。」

 

と診察終了。

 

 

言われたとおり下剤を内服して就寝。

 

明け方、お腹が痛くて目が覚めてトイレへ。

 

 

便座に座った途端、流れ出る水様便。

 

でも出口の便塊は出ないあせる

 

肛門が痛い。

下剤のせいでお腹も痛いガーン

 

ダメ。

トイレから一時も出られないえーん

 

 

そうだ!

肛門科へ行こう。

 

 

このような経緯で救急病院を回ってから当院に来られる患者さんもおられます。

 

家族に体を支えられオムツを当てて受診された患者さんも少なくありません。

 

 

1週間近く出なかった便塊は石のように硬くなっていることが多く、麻酔をかけて摘出することもあります。

 

そして摘出した便はトイレへ流すと詰まってしまうことがあるので要注意。

 

当院のトイレは詰まりましたガーン

 

業者さんに電話で説明しても「しばらく水を流していると便が溶けて流れるようになりますから〜」と言われ信じてもらえない。

 

そんな便ではなく、想像を絶する硬さです。

 

そうなると自分では出せませんから頑張らずに早めに受診しましょう。

 

 

自己摘便は危険です。

 

また詰まってしまってから浣腸しても効きません。

 

便が溜まって伸びきって薄くなった腸に突き刺さる危険もあるため、自宅での浣腸は控えた方がいいです。

 

 

また下剤を飲むことも解決になりません。

 

なぜなら口から飲んだ薬は出口(肛門)には効かないからです。

 

下剤はお腹(腸)に効きます。

 

 

腸は正常に動いているのに

下剤を飲むから

 

お腹の急降下が起こって

下痢になったのです。

 

 

出口の巨大な便塊の隙間を下痢便が流れ出て便漏れを起こすわけです。

 

 

糞詰まりなのに

便が漏れる

 

という一見、真逆の現象が起こる。

 

 

どこに便が詰まっているのか

よく考えて対処しましょう。

 

 

そして

 

あともう少し

あともう一日

 

と頑張らず

 

早めに受診しましょうね。

 

 

このような糞詰まりの患者さんは、お正月休みやお盆休み明けに多く、今年の年明けの診察が摘便三昧にならないか心配ですが・・・滝汗

 

 

摘便は

肛門科医の腕の見せ所

 

でもあるので

 

困った場合は相談して下さいねウインク

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

ボクもお待ちしてますねしっぽフリフリ

摘便が始まると

鼻をクンクンしています滝汗

 

 

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