人生の中で今日が一番若い日! | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

最近、院長が超高齢者の患者さんの手術をする機会が何度かありました。

一体何歳かって?

90歳以上です^_^;

えっ?
手術って出来るの?


うーん・・・
人によりますね~


何歳なら大丈夫!

とか

何歳までなら出来ますよ!

という年齢で線引きするのは難しいです。

だって70代でも寝たきりの人もいますし、90代でもお元気でバリバリ仕事してる人までいますから^_^;

お元気なら手術出来ます。

でもね・・・

本当のこと言うとしたくないですね(^0^;)

だって何が起こるか分からないじゃないですか。

手術したせいで死んでしまうことだってあるかもしれません。

だから出来るだけ手術は避けます。

でも、あまりにもひどい痔で、生活に支障を来していたり、ご本人の強い希望がある時は相談して決めています。

残り少ない人生だからこそ手術したいんです

と言われることもしばしば(-_-;)

そりゃそうですよね・・・

これはトイレのあと、大変だわ・・・

と思うようなケースは頑張って手術してます^_^;

内心、ヒヤヒヤしながらですけど・・・。

そして手術するなら早いほうがいいです。

だって今日が人生の中で一番若い日ですから^_^;

明日は1日歳を取るわけです^_^;

だったらお元気なうちに受けて欲しいです。

来年、寝たきりになってないっていう保証もないですし・・・。

手術を受けられた患者さんたちは幸い、何のトラブルもなく順調な経過です。

ホッとしました^_^;

でも、高齢者の患者さんを見ていると

「老いかた」って人それぞれだなぁ

と思います。

90代なのに杖も要らない、耳も遠くない、付き添いもなく一人で電車に乗って受診されている患者さんもおられるかと思えば、まだ70代なのに寝たきり同然の人もいます。

何が違うんでしょう?

私が感じたことは

体と心の自立が出来ているかどうか

が大きく人生を分けているように思いました。

お年寄りを大切にしようと、周りの家族があれこれ手出し口出しをすると、どんどん体も心も人に依存するようになるようです。

だから一人暮らしの患者さんは高齢でもお元気な方が多いです。

もちろん例外もあるでしょうし、病気の方もおられるでしょう。

でも、病気だって元はと言えば自分が作り出したものです。

それを環境や人のせいにせず、自分のこととして向き合えるかどうかは大切です。

そして向き合えた時から生き方も変わるんです。

痔も同じです。

勝手に自然に肛門が悪くなっていったわけじゃなくて、自分が作り出したものです。

だから痔になった原因である悪しき習慣を直すことなく手術だけ受けても、また痔になります。

そして大切なことは「痔になった肛門」「病気になった体」を「悪いもの」として受け止めるのではなく、

こんな風にしてごめんね・・・という「謝罪の気持ち」と

頑張ってくれてありがとう・・・という「感謝の気持ち」を持つことです。

体はあなたが思っている以上に本当に良く頑張ってくれていますよ。

だからねぎらって下さいね!

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診療所のセラピードッグ「ラブ」
秋は散歩の季節!
お外がとっても気持ちいいですね!