権威のある医者は製薬会社が作る?! | みのり先生の診察室

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肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

以前のブログで「名医」の話を書きました。

「日本の名医はマスコミが作る」


それでは「権威のある医者」はどうでしょう?

何をもって「権威」と呼ぶのか分かりませんが、

製薬会社の影響は大きいように感じます。

例えば・・・

テレビやラジオで製薬会社が番組を持っていたりしますよね?

それに登場する先生は学会で有名だったり、

学会で出世して役職に就いていたり、

製薬会社の治験を引き受けていたり、

その筋では有名な先生が登場しています。

医者になりたての頃、医局に大勢のMRさんが来ているのにビックリしました。

薬の営業に来てるわけですが、それはまあ、20代半ばの若い医者に、あれよこれよと親切にしてくれるわけです。

サラリーマン家庭で育った私には一種の「気持ち悪さ」を感じたのを今でも覚えています。

この人たちは「私」に親切にしてるんじゃなくて「私が持っている医師免許という資格」に親切にしてるんだろうな~

って思って接してましたニヤニヤ

それでも仕事関係を超えた友達になり、いまだに付き合いが続いている元MRさんもいますが爆  笑

よくよく考えてみると、製薬会社の人は患者さんに直接、薬を出したり、売ったりすることが出来ません。

薬を出すのも、薬を売るのも医者を介さなければなりません。

私たち医者は製薬会社にとったら薬の売買の仲介人、言葉は悪いですがセールスマンなわけです滝汗

だから医者を口説き落とすのに必死なわけです。

製薬会社に取ったら医者は薬を買って、売ってくれる「いいお客さん」なわけです。

ビジネス用語で言うと「B to B」(Business to Business)の形態ですね。

ここからはビジネスの視点で書いてみます真顔

じゃあ、製薬会社にとって優良顧客は?

そりゃあ、たくさん薬を買って、たくさん売ってくれる医者です。

どんどんじゃんじゃん売ってくれる医者を持ち上げようとします。

その先生を講師にして薬の使い方セミナーを開催したり、

研究会などで講演してもらったりして薬や注射薬をアピールするんです。

薬コマーシャルの広告塔ですね。

芸能人がテレビコマーシャルに出たら出演料は1本で1億とかあるでしょうが、医者はヘタするとタダだったり、講演料数万円だったりしますけどねあせる

もちろん裏で巨額の賄賂とかもらってたら知りませんよ滝汗

時々、そのような記事を目にしますが、全部が全部、そうじゃありませんから。

そして薬や注射薬をたくさん使っている先生がどんどん学会でも有名になっていきます。

新聞や医療本などを出している出版社も製薬会社が協賛していることがほとんどですから、そのような病院本やランキング本には薬や注射薬をたくさん使っている先生が載ることになります。

そうやって名前がどんどん売れていきます。

製薬会社とマスコミが一体となって名医と権威のある医者を作っているのかもしれません。

名医や権威が好きな患者さんにとったら、とても良い情報媒体だと思います。

でも・・・

薬の副作用はずっと後になってから出てきます。

薬害肝炎、薬害エイズ、抗がん剤の副作用などなど、ずっとあとになってからでしたよね?

明るみになったのがずっと後だっただけで、それまでにも副作用で苦しんでいる患者さんはたくさんいたと思うんですよ。

ただ声を上げても取り上げられなかったり、もみ消されたり、情報が表に出なかっただけというケースが多いですね。

そのリスクはどんな薬にもつきものです。

そして新しい薬ほどリスクが高いです。

古い薬は使用経験が多いですし、長年使ってきて評価が安定してます。

でも新しい薬は分かりません。

今、大丈夫でも、20年後、30年後に大丈夫かどうかなんて分かりません。

そして困ったことに今、副作用や後遺症で苦しんでいる人の声はかき消されていることが多いという現状があります。

だって、そんな不都合な情報、公になったら薬が売れませんからね^_^;

だから報道もされないし患者さんが知るよしもないんです。

臨床の現場で患者さんを診ている医者だけが知っているのですが、その声も大きな組織には届きません(;。;)

うちの診療所では今流行の内痔核注射療法(ジオン注射)をやっていません。

その理由は以前のブログにも書きました。

「私が注射療法をやらないワケ」


だからでしょうか・・・。

ジオン注射の後障害に悩む患者さんが時々来られます。

副作用や後障害についての説明を全く受けずに気軽に受けてしまったことを後悔しておられました(;。;)

最新の治療法だからいいものだと思った・・・

と言っておられました。

古いものほど安全なんですよ

と言うと、納得されていましたが、

取り返しが付かないほどひどい後遺症が残ってしまった患者さんもおられ、私たちもどうすることも出来ず悔しい思いをしました(;。;)

だからどんな治療法でも、どんな薬でもちゃんと説明を受けて下さいね。

自分で調べて下さいね。

そして納得できたら治療を受けられたらいいでしょう。

すべてはあなたの選択にかかっています。

病院選びも、医者選びも、治療を選ぶのも、すべて自分なんです。

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診療所のセラピードッグ「ラブ」
オス犬を外でトイレさせればさせるほど、
他の犬の臭いを消そうとしてマーキングを覚えます。
マーキングを覚えた犬を直すには大変な苦労が必要です。
(日本アニマルセラピー協会)