注入軟膏が入らない?痔薬の正しい使い方【座薬・軟膏】 | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

薬局にたくさん並んでいる痔の薬。

色々ありますね~。

座薬や注入軟膏から外用剤まで種類も豊富です。

自分の症状にどれを使ったらいいのか分からない人も多いでしょう。

恥ずかしいからコッソリ薬局で購入しようと思ってやって来たわけですから、薬局の人にも訊きにくいようです^_^;

そこで大部分の人が選ぶのが外に塗るタイプの軟膏です。

チューブから軟膏を手にとって、それを肛門につけるわけですね。

もちろん穴の外側に塗るんです。

指を突っ込んで中に塗っている人はほとんどいませんね^_^;

これとは逆に座薬や注入軟膏は肛門の中に使用します。

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これが「座薬」
パッケージから出して肛門の中に挿入します。



これがうまく入らなくて困ってる人も多いです^_^;

だから敬遠されるんですかね^_^;

時々、肛門の中に注入すべき「注入軟膏」を手にとって肛門の外に塗っている人がいます。

あれ?違うんですか?
知らなかったー!!

って診察の時に爆笑する患者さんも多いです^_^;

そう。間違ってます^_^;

間違ってるだけだったらいいんですが、これで皮膚がかぶれてる人が多いんですよ。

皮膚が赤くなっていたり、かゆみやヒリヒリを訴えて来られる患者さんも多いです。

中に注入するべき軟膏を外に塗るとかぶれる人が結構います。

ちゃんと正しく中に注入すれば全然大丈夫なんです。

だから使い方も大切ですね(*^_^*)

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これが「注入軟膏」
肛門の中に注入します。
1回1個使い切りです。



オシリに何か異変があるから薬局に薬を買いに行くわけですが、症状は患者さんによって様々です。

痛み、出血、腫れ、かゆみ、など色々です。

もちろん「痔」と言っても、どの種類の「痔」か分かりません。

なのにどの薬がいいのか分かるわけがありません。

的外れな薬を選んで、間違った使い方によって、かえって症状を悪化させているケースもあります。

それに痔の薬の多くにステロイドが入っています。

ダラダラと使い続けると副作用が出てきます。

ステロイドを長期使用すると皮膚や粘膜が赤くなったり、萎縮したり、薄くなってしまって切れやすい肛門になってしまいます。

慢性化してしまうと薬をやめても粘膜や皮膚が元も状態に戻らなくなってしまいます。

だからダラダラと毎日ずっと使い続けるのはやめましょう。

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診療所のセラピードッグ「ラブ」
ハウスの中でおとなしく待ちます。
15分以上待てるようになりました(*^_^*)



どの薬を使うのかは医師によっても異なります。

私は切れ痔の人には注入軟膏を使います。

座薬は使いません。

入れるときに痛いからです。

入れるのを嫌がる人も多いです。

注入軟膏をそのまま入れようとすると、皮膚にひっかかって痛いです。

だから必ず潤滑剤を付けて挿入してもらっています。

潤滑剤も患者さんに渡しています。

そういった工夫で苦痛なく使えるようになります。

正しい使い方を知らないから使えないんです。

薬が効かないんじゃなくて、正しく使用できてないんです。

座薬も同じです。

中途半端な入れ方をすると、しばらくすると外に飛び出してきてしまいます。

挿入が浅いんです。

奥に押し込まないといけないんです。

これも実際に患者さんに入れ方まで指導します。


どのような薬を、どれくらいの期間使用するかは病状によりますが、

ちゃんと便通を直せば2週間くらいで良くなります。

だから私は薬を出すのはいつも2週間分です。

それ以上、処方することは滅多にないです。

2週間後に来てもらったら良くなっている人がほとんどです。

だから薬をダラダラと使い続けることはありません。

治ったら治療は終わりです。

薬も必要なくなります。


もしも薬をずっと使っているのに症状が良くならないのであれば、ちゃんと肛門科を受診しましょう。

もしも肛門科を受診したのにちゃんと治らないのであれば便通を見直してみて下さい。

便通を直さずに薬だけ使っても良くならないです。

良くなってもまた悪くなるの繰り返しになります。


だから何度も言っていますが、

本当の根本治療は手術でも薬でもなく便通を直すことなんです。


あなたは薬の使い方、間違ってませんか?

ちゃんと効果が出ていますか?

ずっとダラダラ使ってませんか?

治らずにずっと通院してませんか?


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