久しぶりに夫も同行した母の散歩。

 

いつもなら母が夫に遠慮して

「あんた早よう代わってあげんと・・」

 

私に押させようとするんだけど

 

今回はコロッと忘れて何も言わない。

image

だからずっと夫に押してもらって

私は側を歩いているだけ。

 

例によって例のごとく始まる

「まぁ大きな家。家族が多いんかしら」

 

夫は普通に会話しようとして

「お母さんはどう思う?」

 

返事を求められているのに

母はそんなの聞いていない。

 

平然として

「お山の木がぜんぶ裸や」

 

完全に興味が次に移っている。

 

「裸だけど小さな芽が出始めてるんだよ」

夫が言っても知らん顔でスルー。

 

夫の言葉に無反応なんて以前ならありえない。

 

聞こえてないのか聞く気がないのか。

 

かろうじて噛み合ったのは

「鶏舎が空っぽだね」

「ほんまや。鶏の声がせんな~」くらい。

 

夫は母がフツーに会話できる前提で話す。

 

母は夫と会話している気まったくナシ。

自分の認識したものを言葉にするだけ。

 

私はいつも母の言葉に相槌をうつか

ちょっと反論するだけだから

会話が成立している気がしてたけど

 

夫とのやりとりを聞いていると

母はもう会話が出来なくなっている。

 

それを苦痛にも思っていない。

 

相手の言葉を聞く気もないし

会話を成立させる気もない。

image

でも、まあ、

手袋が手袋であることは理解している。

 

川に水がないことも認識。

 

夫が「水が流れているのかな」

「草が枯れとるやろ。水が流れてないんや」

ちゃんと教えていた(笑)

image

すっかりトンチンカンな夫と母の会話。

 

年を取ると他者の言葉にも

他者そのものにも興味をなくするんでしょうか。

 

生体維持だけが最重要課題となって

 

身体が自然とそうなるのかもしれませんね。