高齢者にとって環境の変化は負担が大きい。

 

住み慣れた自宅へ帰ってきてさえ、

 

混乱する。

 

母はこの家で生まれ育ち、

 

100年近い年月をここで生きてきた。

 

それなのに場所が変わると、

 

譫妄とまではいかないけれど、

 

混乱しているのが分かる。

 

日中はさほど問題ない。

 

食べる量は減ったものの、

 

トイレを失敗することもなく、

 

まぁまぁの状態で過ごしているんです。

 

混乱は夕食が終わったあたりから。

 

「私、これ着たままで寝るん?」

 

「いや寝間着に着替えるよ」

 

「ほうな」

 

これで一件落着に見えて、

 

すぐにそっくり同じ事が繰り返される。

 

パジャマを持ってきて見せ、

 

これに着替えるから大丈夫と伝えると、

 

安心したのも束の間。

 

今度は「私どこで寝るん?」と始まる。

 

どこで寝るのか、ベッドはあるのか、

 

呼んだらすぐ来てもらえるのか心配らしい。

 

「おしっこに行きたい時は来てもらえるんやな。よかった~」

 

と安心し、

 

数秒後には同じ質問がはじまる。

 

毎晩同じ会話がくりかえされる。

 

根気比べをしている気分。

 

これ、認知症と呼ばれる症状ですよね。

 

でも、なぜか、私は認知症とは思っていない。

 

短期記憶の欠落と感じています。

 

母と果てしないやりとりを続けながら、

 

損傷したのか摩耗したのか、うまく働けない神経細胞が目の前に見える感じ。

 

一方、時間認識の神経細胞は今も健在らしい。

 

母は自分で時計を見て、

 

7時台だと寝るにはまだ早いと言い、

 

8時になると「もう寝ないかん」となり、

 

まだ早いとは思うものの、

 

逆らっても意味がないので、

 

そこから寝支度がはじまる。

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自分で入れ歯を洗ったり、

 

蒸しタオルで顔を拭いたりは食後すぐにすませている。

 

ベッドに寝かすまでが大騒ぎ。

 

8時半にはそれも終了。

 

大仕事が終わった気分でホッとする。

 

ほぼルーチン化してきましたが、

 

年寄りの世話はなかなか大変。

 

私はまだ腰痛はないけれど、

 

肩から背中にかけては痛くなってます。

 

すご~く肩がこってる。

 

そして、

 

この状況がこの先よくなる見込みはない。

 

排便も失敗するようになる可能性は大。

 

私にできるかな~

 

完全に弱気の逃げ腰です(笑)

 

でもたくさんの人がやってきたことなんですよね。

 

大変だなんて言ってられない。

 

仕方がない。

 

気分は消極的だけど、

 

やるしかない。

 

がんばりま~す♪