目をそむけたいことってありますよね。

 

死はその筆頭だろうか。

 

ACPとか、人生会議とか、

 

厚労省主導で大騒ぎしなければならないのは、

 

死について語り合う習慣がないからですよね。

 

本当は、

 

死はとても大切な問題であるはず。

 

すべての人が避けて通れないのだし、

 

なるべく苦しみたくない、

 

穏やかに死にたいと、

 

誰しも望むはずなのに、

 

なんで準備を嫌うのだろうか。

 

緩和ケアもしかり。

 

穏やかな死に最も有効なのは緩和ケア。

 

現状それを受けられるのはがん患者さん。

 

少しだけ変化の兆しもあるけれど、現状ではがん患者さんしか緩和ケアを受けられないんですよ!!

 

優先され、特別扱いされているのに、

 

当のがん患者さん自身が緩和を毛嫌いする。

 

縁起でもないと言う。

 

自分にはまだ緩和は必要ないと言う。

 

せっかく与えられた特権をなぜ無駄にするのか、私は不思議でたまりません。


緩和は死につながるイメージだから、

 

なるべく見たくない、避けて通りたいと思うのでしょうか。

 

患者さんだけの問題ではないんです。

 

医者も同様。

 

今や緩和ケア=終末期ケアではないのに、

 

そもそもの緩和ケアが終末期のケアとして始まったため、

 

がん治療にたずさわる医者でさえ、

 

今だに終末期のものと思っている人が多くて、

 

緩和を受けたいと申し出ても、

 

まだ早いと言われるケースが多発。

 

主治医からまだ早いと言われたら、

 

・今後のことを考えて緩和ケアとつながっておきたい。

 

・治療以外の日常生活の気がかりなどを緩和ケア医に相談したい。

 

・家族の不安もあり緩和にかかりたい。

 

そう交渉すればいいと木下寛也先生はYouTubeで語っています。

 

木下先生は前回のメディカルライブで、

 

ジャズピアノを弾いてくださった方。

 

ピアノを習ったことがないのに独学で習得し、

 

素晴らしい演奏をしてくださった方。

勝俣先生からも、

 

「木下先生は奥が深くていい先生なんですよ~」と伺いました。

 

ピアノもすっごく上手いと聞かされ、

 

そんな方に我々のライブに出ていただいてもいいのだろうかとビビってしまった(笑)

 

でも会ってみると気さくな方。

 

気取りがなくて自然体なので、

 

すっごく話しやすいです。

演奏前に自己紹介や緩和ケアのことを話されたんだと思うけど、

 

アタフタしどおしだった私は聞こえていても聞いてない状態。

 

申し訳ないというか、残念というか。

 

それにしても緩和の先生方って、

 

気取りがなくて気さくな方が多い気がします。

 

素の状態で応対してくださるから、

 

患者の側も素直に自分をだせるのかも。

 

木下先生はながらく国立がん研究センター東病院にいらして、

 

勝俣先生とは患者さんを送りあう関係。

 

勝俣先生が緩和ケアの必要な患者さんを木下先生に送り、

 

緩和で体調が良くなり治療を受けられるようになった患者さんを勝俣先生にもどすという関係だったと木下先生に伺いました。

 

緩和ケアと治療を並行して受けられるんです。

 

現在は東葛病院緩和ケア科にいらっしゃいます。

 

緩和ケアの大切さを伝えるべく、

 

積極的にYouTube配信もなさっています。

 

こうやって書いていると、

 

素晴らしいドクターも結構いるんだな~と分かってきて、

 

私の医者不信もずいぶんと改善されてきました。

 

医者=患者をバカにする人というのは私の思い込みだったのかもしれません。

 

すっごく反省しています。