介護そのものは、なんとかなりそうなんですよ。

 

毎日の手順も決まってきて、

 

まだ排便の世話だけは未経験だけど、

 

ポータブル便器に排泄したおしっこの処理とか、

 

いろいろ慣れてきました。

 

母自身も死にそうだった頃に比べるとずいぶん元気になり、

 

昨日なんか一日中起きていましたし。

 

慣れないのが、母の愚痴。

 

いや、愚痴というより嘆きですかね。

 

この嘆きによる精神的なダメージが想像以上に大きいんです。

 

嘆きたくなる母の事情も分からないではないんだけど。。

 

歩くのが大変だし、

 

ロキソニンも効いてるとは思えない。

 

腰と膝がかなり激しく痛いんだそうで、

 

「情けない、情けない・・」

 

「もう死にたい・・」

 

「痛い、痛い、痛い・・・」

 

起きている間は、ひっきりなしに言い続けている。

 

嘆き続けているんです。

 

とにかく暗い。

 

顔つきが暗い。

 

身体から発散される空気も暗い。

 

めちゃめちゃ暗い。

 

ドロドロに、真っ暗。。。

 

本人は口に出すことでガス抜きをしているのかもしれないけど、

 

周囲はこれに引きずられる。

 

心が硬くなるというか、心がこわばる。

 

嘆きって、独特の黒いオーラを出すんですね。

 

死を前にして、人はなぜ嘆くのだろうか。。

 

ひっきりなしに繰りかえされる嘆き。

 

これがすっごくキツイんですよ。

 

言われたって、どうすることも出来ない。。

 

嘆きって泥沼みたい。

 

泥沼からドロドロした腕がのびてきて、私の足をつかんで沼に引きずり込もうとする。

 

心を閉じて防衛するしかない。

 

心を閉じるだけじゃ足りなくて、

 

バリアをはって心を守るしかない。

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同じような世話でも、小さい子供なら心を全開にして明るいオーラを受けられる。

 

いのちって、始まりの時は力強くて美しく、

 

終わりの時はその正反対になるってことですかね。

 

死はもっと美しいかと思っていた。

 

完全に幻想でした。