今回のブログはとてもとても大切なお話です。
手術を受けるすべての方に、事前に知っておいていただきたい。
当院でも他院でも、そして、美容手術でも保険手術でも、全医療行為に共通の超重要事項です。
今回のモニター様は、当院でクマ治療として裏ハムラ法と中顔面リフトをお受けになられました。
術後1ヶ月でこんなに綺麗に。
順調ですね!良かったですね!
…と言いたいところですが、実はその裏に、ある出来事がありました。
1. 「順調」の裏にあった出来事
手術は順調に進み、直後もまったく異常なし。
腫れも左右差もなく、問題のない状態でした。
ところが。
手術日の夜、
「右目の下が腫れてきた」とのご連絡が。
色々と確認させていただいたところ、これは様子見で大丈夫ですよという状態ではなさそうという判断になりました。
夜22時を回っていましたが、直ぐにご来院いただくこととなりました。
2. 血腫(再出血)とは何か
こちらがご来院いただいた時の状態です。
これは 血腫 というもので、術後に再出血し、血液がたまってしまう状態です。
左目(向かって右)が腫れているのは正常な経過ですが、左目と比べて右目は明らかに膨らみが大きく皮膚の色も青紫色になっています。
術直後に異常がなくても、数百例に1例程度は、血圧上昇や体温上昇などを契機に再出血が起こることがあります。
術後の移動もそうですし、くしゃみや排泄などあらゆることが契機になり得ます。
3. 緊急対応とその後の経過
当日深夜に緊急で止血・洗浄処置を行いました。
再出血から約2時間以内という超早期対応ができ、何とか事なきを得ました。
緊急処置から翌々日と、1週間後の経過です。
再出血はありません。
結膜浮腫(白目のブヨブヨ)や内出血が強めですが、超早期対応が功を奏し、その後の回復は冒頭の写真の通り正常な軌道にほぼ戻りました。
一方で、血腫形成後に時間が経過すると、瘢痕拘縮や引きつれが生じ、内反や三白眼など変形のリスクが高まります。
時間との勝負です。
4. 本当に大事なのは「術後」
異常がなければ経過観察で問題ありません。
しかし「何かおかしい」と感じた時にどう動くかが重要です。
どんなに名医と言われるドクターも、リスクをゼロにはできません。
本当の実力は、合併症が起きた時の対応で決まります。
緊急処置の要否の判断力、緊急処置の技術も大いに必要です。
術後フォロー体制はあるか?
緊急時に連絡は取れるか?
異常時にすぐ診察・処置が可能か?
ぜひ、事前に確認してください。
術後管理まで一貫して体制が整って、はじめて手術が成立するのです。
私もそのことを今回改めて身をもって学びました。
ちょっと怖い内容ですが、手術をお受けになる以上は絶対に目を背けてはいけない、大切なお話でした。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
⬇︎クマ治療について分かりやすく説明しています⬇︎
⬇︎裏ハムラ法の症例写真はこちらからご覧いただけます⬇︎
今回の施術の概要
☑︎施術名
裏ハムラ法・中顔面リフト
☑︎施術内容
下まぶたの裏側(結膜)を切開し、リガメント剥離や眼窩脂肪移動などの組織処理を行いクマを改善させる。
また、頬の脂肪体を吊り上げ縫合しリフトアップさせる。
☑︎リスク
出血・血腫・感染・結膜下出血・結膜浮腫・外反内反・知覚異常左右差・軽微な皮膚損傷など。
☑︎通常料金(税込)
裏ハムラ法495,000円+中顔面リフト165,000円
(静脈麻酔代別途55,000円)
お得な料金で治療出来るモニターは随時募集中です
(モニターの適用には審査があります)




