あじクリでは、ほぼ毎日目の下のクマの治療を行っています。
手術的な治療は、裏ハムラ法と表ハムラ法がほとんどです。
私がハムラ法を多用する理由
①目の下にクマがあるように見える要因の多くを解決できること。
②ご自身の組織を失うことなく最大限有効活用できる効率的治療法であること。
様々なクマの治療方法を習得している身として、やはりハムラ法は正しく行いさえすればとても良い手術だと思っています。
クマの多くは、ハムラ法単独でかなり綺麗になります。
しかし…
最近は、ハムラ法に脂肪注入を併せて行っているドクターが多いようです。
ハムラ+脂肪注入ーーー
良い組み合わせと言えるのか??
結論をYES or NOのどちらかで言うと…
私はNOと答えます。
あまりおすすめすることはありません。
やらない、とは言いませんが。
同時に行うドクターの言い分は、
『皮膚の色も良くなりますよ』
ということですが…
私は、ハムラ法単独でも立体感が改善することで光の当たり方が均一になるので、皮膚の色が良くなって見えることも多いことを経験上知っています。
血流変化も皮膚の色に影響すると言われています。
実際、症例を見てみてください。
ハムラ法で皮膚の色が改善したケース
【裏ハムラ法単独・術後3ヶ月】
皮膚の色の見え方が改善しています。
強い青グマも、残ってはいるものの良くなっています。
あ、脱脂は凹んで影が強まるので、皮膚の色は悪くなって見えることが多いです。注意です!⬇︎
このような症例を多数見てきている私は、以下のように説明します。
ハムラと脂肪注入…私の考え方
ハムラ法で皮膚の色も改善して見える可能性があるなら、一緒に行う必要はありません。
まずお顔にある組織を有効利用するハムラ法だけを行い、どこまで改善するかを一旦見てみましょう。
術後、まだ皮膚の色が悪いのが気になるなら、改めて脂肪注入を考えましょう。
この説明が、一番理にかなってませんか?
ハムラ法と脂肪注入をごちゃ混ぜにすれば、そりゃあまぁ、なんとなく良くなるでしょう。
しかし、それはハムラ法単独で十分良かった(=脂肪注入は不要だった)のかも知れません。
いやらしい言い方をしてしまえば、『カウンセリングで脂肪注入を併せた方がより良くなる』と言えば患者さんとしてはそれを選ばざるを得ない状況になる。
つまり、不要なアップセルになっているのでは?と、私は考えてしまいます。
決して悪いとは言い切れないんですけどね。
そこがまたモヤモヤする。
良い手術が正しく行える能力があるなら、それ単独でいいんじゃない?って思います。私はね。
今の時点での私見です。
ご参考までに。
あ、ちなみにですが。
大学系医師(形成外科医局出身の形成外科専門医など)は、ハムラ法単独派が多い。
vs.
直美系医師(大手クリニック、あるいはそこから開業した医師など)は、ハムラ法+注入オプション派が多い。
こんな傾向もあります。
面白いですね。
正解は、私にもわかりません。
以下、オマケです。
ちょっと難しいかも知れませんが、ハムラと脂肪注入を併せて行わない理由を付記しておきますね。
ハムラ法と脂肪注入を分けて行う理由
①ハムラ法は骨膜上を広範囲に剥離する手術です。
剥離したところにクリーム状の脂肪を注入しても、剥離したスペース全体にダラダラと流れてしまいます。
形を細かく調整することは不可能です。
②「下まぶたの皮膚の色を良くするために脂肪注入する」という場合はナノファットを用います。ナノファットを注入するのは浅い層なので剥離スペースとは分かれています。しかし、注入するはたったの0.3〜0.5cc程度ですし、ナノファットだけで色が完全に良くなるわけでもありません。
だったら、ハムラ法の後に、改めてやりましょうや?
ってなっちゃいます。私は、ね!


