過剰脱脂の修正をお受けになった患者さんからのメール | 美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

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あじまビューティークリニック・院長の安嶋康治(あじまやすはる)です。

クリニックで行っている美容医療のご紹介から、プライベートのお話まで、色々な事を書いています。
是非ご覧ください(^^)

◆美容外科専門医(JSAPS)◆
◆形成外科専門医◆

“クマ取り”という俗称で全国的に行われている「脱脂」という手術。


眼窩脂肪は、目玉を支えて保護するなどの重要な役割がある脂肪です。

その一部、前方へはみ出した部分だけを丁寧に取らなければいけない手術であるはずなのですが…


最近、見た目だけでなく機能的にも重篤な後遺症を発生させる過剰脱脂(脂肪の取り過ぎ)による修正希望の受診が本当に多くなっています。



以下は、過剰脱脂により目周りがガッポリとゾンビのようにえぐれてしまった形を修正した患者さんからのDMです。




 

DMをいただいた患者さんは、数年にわたった何度も修正を繰り返され、最終的になんとかご満足いただくことができました。

(それでも元通りのお顔ではなく、一部では二度と取り戻せない形態変化を残しています。)



もし脱脂という術式そのものの特性によるトラブルであれば、あらゆるクリニックから満遍なく修正希望の患者さんが来院されてもおかしくないはずです。


しかし、現実には特定のクリニックにかなり集中しています。


これはすなわち、治療の方向性自体が誤っていることの裏返しと言わざるを得ません。


明らかに脂肪の取り過ぎです。

尋常じゃない量の脂肪を取り去っています。



重篤な後遺症を生み出し続けているクリニック、ドクターには、一刻も早くこの事実を受け止め、悔い改めてほしいと切に願います。




SNSで極端な発言を繰り返し、盲信する者を生み出す教祖様のようなドクターも存在します。


再生数が多いほど、話題になっているほど治療が上手い、ということは絶対にありません。


むしろ逆と捉える必要すらあります。



多くのドクターは、正しい知識のもと治療にあたっているため、技術の差はあれど、治療の方向性はほとんど同じなはず。


そうなると、治療に関する発信はほぼ同じとなり、似たり寄ったりでSNSでは目立たない存在になりがちです。



ですが、一方で、正しい知識を持つドクターからしたら白い目で見られるような明らかに間違った考えを発信するドクターは、一般の人からすると『唯一無二の神ドクター』として崇められてしまうのです。


怖いですよね。

この石を買えば邪気が祓える!

なんて可愛いものです。




過剰脱脂後の修正で受診される方は、皆さん口を揃えておっしゃいます。


『雄弁に語る動画を見て信じてしまい、本当に後悔しかありません。』と。




SNSを盲信して安易に脱脂をお受けにならないよう、本当に注意してくださいね。