先日の学会では、「下眼瞼のシンポジウム」にて、脱脂術後の修正についてお話しさせていただきました。
そこで思ったこと。
医療というより、もっと基本的なこととして。
インスタのリール動画でも話しました。
目の下のクマ治療の中でも、脱脂は今なお多く行われている手術ですが、適応を誤ると修正が難しいケースに繋がることがあります。
美容医療は、人間の「生身」を扱う医療です。
どれほど正しい適応判断のもと、丁寧に治療を行っても、残念ながら一定数うまくいかないケースというのは避けられません。
それをどれだけ少なくするか、という工夫も重要です。
しかし一方で、そもそも適応判断がおかしい、治療内容自体が誤っているというケースも少なくありません。
それは手術の上手い下手以前の問題であり、医師としてまず「正しい知識を持つこと」が何より大切です。
そうした知識を得るために学会が存在します。
ところが、本当に聞いてほしい医師ほど(知識が間違っている、あるいは足りない、勉強すべき医師ほど)学会には来ない。
これは長年学会活動を続けてきた中で、強く感じることのひとつです。
正しい知識に触れないまま、誤った理論を信じ、それを患者さんに提供してしまう。
その結果、苦しむ方がいるのは本当に悲しいことです。
私自身、そうした現実を目の当たりにしてきたからこそ、
「正しい知識を広めること」
「誠実な医療を続けること」
をこれからも発信していきたいと思っています。
根本的に間違っている、おかしな治療で悲しむ人が1人でも減るように…。
医師に向けても、一般の方に向けても、これからも地道に発信していきたいと思います。

