【脂肪吸引】脂肪を失う、ということ | 美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

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あじまビューティークリニック・院長の安嶋康治(あじまやすはる)です。

クリニックで行っている美容医療のご紹介から、プライベートのお話まで、色々な事を書いています。
是非ご覧ください(^^)

◆美容外科専門医(JSAPS)◆
◆形成外科専門医◆

昨日は、あじクリでは珍しい脂肪吸引の手術がありました。


たまーに行う手術だからと言って、クオリティが低いわけではありませんよ!

均一に、“良い塩梅”に吸引するのが肝心!

たくさん吸えば吸うほど綺麗になるというものではありません。


今日は、術後の経過チェックでした。

腫れや内出血はほとんどなく、良い経過です。

フェイスバンドの跡がついていますね。

できれば1週間はつけて欲しいところ。




若くて皮膚自体にハリがあるうちに程よく脂肪吸引するなら、脂肪吸引後に皮膚がしっかり収縮してくれて綺麗に仕上がりやすいです。


一方で…


皮膚にハリがなく、たるみが出てきているのに、皮膚の土台を支える脂肪を取ってしまうと、余計にたるみ、そしてボコボコのお顔になってしまいます。



脂肪吸引すると、Mサイズのお顔がSサイズに変わると思っている人が多いですが…



皮膚にハリがなければ、こうなります↓


年齢を重ねてからの脂肪吸引は、外側がヘタっているぬいぐるみの綿を抜くようなものです。


よく考えれば想像つきますよね。

でも、みんな夢見ちゃうんです。


ネットに載っているビフォーアフターは、若い人ばかりで、しかも術後たかだか数ヶ月。


若い人は元々皮膚にハリがあるので萎み感は少ないですし、皮膚にハリがない人も、術後1年くらいは手術の影響で皮膚が硬くなるので良くなって感じますが、その後はと言うと…そういうことです。



「歳を取ってから口横のぽにょが気になるようになってきた」という理由で脂肪吸引なんて百害あって一利なしです。


なぜぽにょになるかというと、脂肪が増えているわけではなく、皮膚にハリがなくなって弛んで下がった脂肪を抑えきれなくなってきたからなのです。


だから、治療は引き締め&引き上げ。



これをちゃんと説明してくれる美容外科医がどれだけいるか。

ある程度年齢を重ねた人が、若い人ターゲットのキラキラクリニックに行って、同じ結果になるというのは無理がありますよ。



目の下のクマ取りも一緒ですね。

脂肪がパンパンでクマと感じている若い人と同じ脱脂を、年齢を重ねて目の下がたるんだり凹んだりしてクマと感じる人が受けて同じように綺麗になるはずがないんです。



ファッションに例えるならば、20代の娘さんが生足でミニスカを履いて可愛い!と言っているのを真似して、お母さんが同じ格好をするようなもの。


年齢に相応しいファッション、年齢に相応しい美容施術を選びましょう。





気をつけてくださいね!