「現状は販売停止になっていない」←その通りです。
「だから不安を煽るな」←ここが論理の飛躍です。

 透析患者さんは全国に約34.5万人、年間約5,300万回の透析があります。
1回でも回路が届かなければ、その患者さんは死にます。

代替手段はありません。 

 「販売停止になってから言う」では遅いんです。
届かなくなった時点で人が死ぬ領域だからこそ、届いている今のうちに上流リスクを可視化しているんです。 

 火災報知器は火が出る前に鳴るから意味がある。
「まだ燃えてないのに鳴らすな」とは言わないですよね。

不安を煽っているのではなく、備える時間があるうちに警報を鳴らしています。

医療機器営業の最前線にいらっしゃる方にこそ、この時間軸の感覚を共有したいと思っています。

で、まさにその「火が出る前の警報」を川上企業がやってくれたのがこれ。 


 出光興産「ホルムズ封鎖長期化ならエチレン生産停止も」取引先に通知(日経)


 nikkei.com/article/DGXZQO…

3月6日時点で、徳山・千葉の2拠点(国内エチレン生産能力の約16%)について「止まるかもしれない」と川下に通知してる。 


 この出光の対応に僕は震えました。 
 これ、まさに「まだ燃えてないけど報知器を鳴らしている」 


 原油備蓄はあっても、ナフサや化学原料は別枠。
届かなくなった時にはもう遅い。

出光は川下に時間をくれた。
「準備しろ」と。 


 で、僕がやってるのも同じこと。
その川下のさらに先、医療現場・患者さんに向けて、同じ警報を鳴らしてるだけ。

「不安を煽るな」じゃないんですよ。
出光がやってることと、僕がやってることは同じ構造なんです。


今の政府は、患者が意識を失ってから鑑別を挙げている研修医と同じ。

頭はいい。
でも経験がないから、予測できるリスクに対応せずにリスクが現実化してから、あたふたする。

「SpO₂は下がってますけど、まだ心拍は保ってるので大丈夫です!」
いや、そこはもう挿管の準備をしろ。と。

このままだと、
産業の心停止は2ヶ月後です。