要約
腸内細菌の働きは「生菌」「代謝物」「構造成分」の3層で理解される。
バイオジェニクスは、日本発の概念で、酪酸など菌が作る有用な分子そのものに注目し、乳酸菌生産物質や機能性分子を含む。
一方、ポストバイオティクスは、国際定義で「死菌や細胞壁・DNAなどの構造成分を含む製剤」を指し、代謝物単独は含まれない。
両者は生菌を使わず、腸内細菌の“結果としての働き”を扱う点で似るが、焦点が異なる。
腸内細菌の作用は、代謝物が「吸収」されて働くルートと、「吸収されず」に構造成分が免疫センサーに認識されるルートの2つに分かれ、これらを統合した多層モデルとして理解されている。
保存性・安全性の高さからポストバイオティクスが注目されている。
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