先日、地域の93歳の老婦人と話をさせていただく機会があった。
2017年になって初めてお会いしたので挨拶から入ったのだが。
老婦人はしみじみと言われた。
「長く生きていると、身内も友達もたくさん見送ってしまった。私は何のために生きているんだろう?と思うことが増えてきた。」
このようなことを、昨年から何度か言われている。
私からすれば、お元気でいること自体意味があると思う。
しかも、足が弱って、手押し車を押しながら、本当にゆるりと歩まれるが、先日は近くの川にかかる太鼓橋を越えて約1キロ歩いたという。目と耳は全く達者で、頭もしっかりされている。
ただ、ご自身はなかなかそれが素晴らしいことだとは思えないようだった。
だが、今回は、そのあとにこう続けられた。
「最近ようやく、こんな私でも皆さんから見て長生きしてよかったと思ってもらえるなら、それを励みに元気に生きようと思えるようになった。」
年を重ねても、自分で自分のことができる姿は、それだけで十分素晴らしいし、後に続く私たちも彼女のように年を重ねるという目標が持てる。
さて、私も老婦人のように、少しでも長く自分のことは自分でできる高齢者になりたいなあ。
還暦過ぎたら、生きることそのものが仕事になりそうだ。