チリから来た小さな巨人
左から三木さん、36歳でショートボードのプロ公認を得た男・・・ラモン・・・カメラマンのダニー・・・自分。
京都・守源旅館にて・・・
僕がこの25年間、日本でテイクケアした外国人サーファーは何十人もいるんだけど、ラモンは他の誰よりも違ったね。
チリの片田舎からやって来たラモンは、欲が少なく、勉強熱心で政治にも詳しいから話が合う。
漁師の家庭に生まれ、大学卒業後、寿司屋で働きながら波乗りに没頭していた。
とても素朴で、何よりも僕が一番嫌いな威張るところがない。
しかし、ひとたび子供の頃から育った海に汚水が流れると知ると、仲間を集めて凄まじい反対運動を繰り広げ、耐えに耐えて、最後はパルプ工場側と和解し、汚水を止めた。
チリは発展途上の為、下水をパルプ工場に使おうとしたらしく、ラモンを中心とした反対運動によって、遠くから綺麗な水を引っ張ってきて最後はフィルターを付けて和解をした。
そう、普段おとなしい人が怒ると一番怖いのである。
そんな男と一週間一緒にいて、なんだろう?
共通の視点を持っている同士、言葉数が少なくても、お互いをお互いが知り尽くしている感があった。
そして、日本滞在後半は、プラスチック問題の話をよくした。
チリでは去年、プラスチックに関して新しい法律が出来て激減したという。
コンビニに行くたんびに俺は行かないよみたいなオーラが垣間見れた。
僕の視点から見ると日本の政治家はチリと違って環境問題を軽視している人達が多い。
一番大切なことは減らす努力が必要。
やがて、石油に変わって石灰石やシルクがプラスチックの代わりになるうる時代がすぐそこまで来ていて、これらの原料は海に溶ける。
けれども、プラスチックはプラスチック?とかの話をよくした。
人類が作り出すゴミは、最終的には多々海に流れる。
海にたずさわっていると、それらが日常的に目に付き、それぞれの思いがある。
人口増加に伴って、いろんな問題が起きるのは避けられないが、少しずつ、より良くして時代は進んでいく。
ramon navaro
この波はフィジーで、2018年のビッグウェーブの賞を取る可能性が高く、世界中でニュースになった波。
僕は今回のアテンドで彼から多くのことを学んだ。
個人、個人のビックウェイブは、誰かと比べるのではなく、自分の技量で決まるもの。
それが、1メートルでも、5メートルでも、10メートルでも、それぞれ個人が自分の限界を知り、生きて帰ることが一番大切だと言っていた。
僕の中のビックウェイブは、6メートルぐらいかな、、、ラモンは10メートルと言っていた。
今度、チリに行くんだ。

