終わったあとも、誰かの役に立つ生き方 | モダン金継ぎ【グルー継ぎ】はありのままの姿を認めて大切にするハンドメイド

モダン金継ぎ【グルー継ぎ】はありのままの姿を認めて大切にするハンドメイド

ハンドメイドだからできる、暮らしの中から楽しみながら持続可能な社会を実現すること。
無理するのではなくて、頑張るのでもなくて、ゆるく、楽しく、それでいて、ちゃんと未来の子供達に今よりもっと良い社会を残したいと考えるためのブログです。


気がつくと、

「残るもの」と「残らないもの」を、

自然と選ぶようになっていました。


服もそうですし、暮らし方もそうです。


以前は、なんとなく選んでいたものが、

今は「これが残るかどうか」で考えるようになっています。


それは、年齢のせいというよりも、

これまでの経験の中で、

少しずつ気づいてきたことのように思います。


私はこれまで、

自分が得てきた知識や技術を、

自分の中だけで終わらせないようにしてきました。


誰かに伝わり、

誰かの役に立ち、

また別の誰かへと渡っていく。


そんなふうに、

少しずつ広がっていくものにしたいと考えて、

言葉にしてきました。


グルー継ぎも、

どこかそれに似ている気がしています。


壊れたものを終わらせるのではなく、

もう一度、日常の中へ戻していく。


ただ直すのではなく、

つないでいくという感覚です。



海の中には、

シロナガスクジラが命を終えたあと、

その体が海の底で、長い時間をかけて、

たくさんの命を支え続ける現象があるそうです。


ひとつの命が終わったあとも、

別の命を生かし続けていく。


その話に触れたとき、

どこか、心に残るものがありました。


これまで得てきたものを、

自分の中だけで終わらせずに、

誰かに渡していくこと。


それは、大きなことではなく、

日々の中での小さな選び方の積み重ねなのだと思います。


これから先も、

残るものを選びながら、

静かに、手渡していけたらと思っています。