得意なこと。
不得意なこと。
それが誰よりも顕著で凸凹な息子。
そんな息子が2026年に中学受験をしました。
中学受験の終えて、また日常に。
入学前の予期せぬお誘い
三男の進学先から、入学前の細かいヒアリング(アンケート)がありました。
それを提出したところ、養護の先生から「一度面談をしませんか」とお電話をいただき、先日二者面談に行ってきました。
正直なところ、進学先が公立でも私立でも、中学校側に特別な配慮を望んではいませんでした。
ただ、「息子がどんな特性を持っているか」ということだけ、知っておいていただければ……という思いでした。
5年間の歩みと、三男の「こだわり」
小学校2年生から5年間、支援級に在籍していた三男。
今回は、これまでの「個別の指導計画」5年分も持参し、先生にお伝えしました。
- 授業が退屈で、45分間座り続けるのが難しかった時期のこと。
- 周囲のざわめきに疲れて、静かな場所へ避難していたこと。
これらについては、ワクワクが詰まった進学先の環境や、彼自身が小学校生活の中で身につけた対処法で、きっと乗り越えていけると思っています。
今、一番の課題は「課題の提出」です。
彼は完璧主義でこだわりが強く、「完璧に仕上がっていないものは出してはいけない」と思い込んでしまう節があります。
図工がいい例で、提出期限の前日であっても「やっぱりデザインを変えたい」と思えば、すべてを白紙に戻してしまうことが多々ありました。
「8割の出来でもいいから出すことが大事だよ」と伝えても、なかなか本人には受け入れられません。
小学校の先生も、どうすれば三男が期日までに作品を完成させ、提出までたどり着けるか……と、日々試行錯誤してくださいました。
その中で、先生が「『今日はここまで』と細かくゴール(見通し)を決めるやり方が一番うまくいきました!」と、手応えを感じて報告してくださったことがあったんです。
「今日はデザインを考える日」「明日は背景を塗る日」と、小さなステップに分けること。
この丁寧な導きがあったおかげで、三男もスムーズに取り組むことができていました。
「管理型」ではなく「面倒見が良い」ということ
面談では、私の率直な思いも伝えました。
- 最終的には自分の力で社会へ羽解いてほしいこと。
- 本人も「特別扱い」は望んでいないこと。
- 決してサボっているわけではなく、やりたくても動けない葛藤があること。
この学校は、良くも悪くも「きっちりしている」イメージがありました。
でも、塾の先生が仰っていたんです。
「管理型という言葉はマイナスに取られがちですが、要は『面倒見が良い』ということ。だからこそ、三男くんには合っていると思いますよ」と。
養護の先生のお言葉は、まさにその通りでした。
「うちはどこよりも面倒見が良いので、安心してください。担任だけでなく、学年団の先生みんなで見守っていきます。課題についても、出さないから即欠点、ではなく、取り組みの過程もしっかり見てます。三男くんへのアプローチについては、こちら側で工夫が必要な部分ですので、先生方と話し合っておきます。」
この言葉を聞いたとき、本当に救われる思いでした。
常に誰かが手を差し伸べてくれる
これまで、学校探しの中で色々な現実を見てきました。
「うちは何もできません」とお断りされた学校もあります。
「自由な校風なので自由にできます。型にはめようとするからはみ出した時にどうしたらいいのか?と悩むのですからうちではそんな心配はいりません。」という学校もありました。
公立中の支援級を検討した際は、内申点と高校受験の壁に悩み、「通常級で何とか踏ん張るしかない」と覚悟したこともありました。
ところが、今回のこの展開。
まさに、いい意味での「大どんでん返し」です。
三男の歩む道には、いつもこうして理解し、手を差し伸べてくれる人が現れます。
「この子は、なんてツイてる子なんだろう」と、改めて感じずにはいられません。
入学前から、息子を理解しようとしてくれる心強い味方ができたこと。
親子共々、とても前向きな気持ちで春を迎えられそうです。
とは言え。
まだ、学校生活が始まったわけではありません。
実際に動き出さないと分からないことがあります。
過度な期待はしないでおこうと思います(笑)
