得意なこと。
不得意なこと。
それが誰よりも顕著で凸凹な息子。
そんな息子が2026年に中学受験をしました。
中学受験の終えて、また日常に。
そういえば。うちの子は特性アリだった
中学受験塾で4年間過ごしてきた間、
なぜ、みんなができてることをうちの子はできないんだ
と悩んでました。
5年生までの間の様子も一般的ではなかったけれど、出方がプラスに働いてたので特に気にしてなかったんです。
5年生までの息子は、朝起きたら私がコピーしたり作ったプリントをあるだけやり、ご飯食べながら塾のテキストや市販のテキストを読み、食べ終わったら問題を解き、塾でも「問題もっとくれーー」と先生に頼み、1日の隙間時間を全て何か問題を解き何か頭に入れることに没頭してました。
私から「勉強しなさい、宿題やりなさい」なんて言うことは一切なく、やるプリントがないと要求してくるため、そのプリントを切らさないようにするのが私の役割でした。
6年になると様子はマイナスに動き始めました。
宿題は全くやらなくなり、塾には行くし授業にも集中して参加してるけれど、家では何もやらなくなりました。
過去問に関しても。
恐ろしい話なのですが、家では一切過去問を解いていませんでした…
塾の授業の中で特定の学校の過去問を解かせてくれており、息子が取り組んだのはその学校20年分一通りのみ。
やる気ないなら受験なんてやめてしまえー!
勉強しないで受かるような甘いもんじゃないわ!
という言葉を何度も何度も飲みこみました。
さて。
最初の言葉に戻りますが。
なぜ、みんなができてることをうちの子はできないんだ
について。
私、アホなのか?と今なら分かります。
小学校生活において、みんなと同じことができない息子は支援級にお世話になってる。
その息子がなぜ、塾でみんなと同じことができると思ってたんだろうか。
できるわけないやん

そのことに気づいたのは、受験が終わって1ヶ月経ってからでした。
発達特性のある子は、それに合わせたアプローチの仕方があったよな…。
これについてはまた後日書き出したいと思います。
wiscから見たトリセツ
すっかり息子の特性を忘れていた自分のために、もう一度思い出すためwiscから読み解いてみることにしました。wisc検査の指標で言語理解と知覚推理は凸(130以上)、ワーキングメモリと処理速度は凹(110以上)。
以下、ジェミニに聞いてみました。
このタイプの方は、言葉を操る力と、視覚的な情報を整理する力の両方が極めて高いため、非常にパワフルな思考回路を持っています。
一方で、その高さゆえの独特な悩みが生じることも少なくありません。
具体的な特徴や考えられる背景を整理しました。
1. 高い知能がもたらす強み
◇多角的な解決能力◇
言葉で論理を組み立てることも、図形やパターンから直感的に本質を見抜くこともできるため、非常に死角が少ないです。
◇高度な概念形成◇
抽象的な概念を理解するのが早く、目に見えないルールや複雑な構造を把握するのが得意です。
◇言語化能力とイメージの統合◇
「頭の中にある複雑なイメージ(知覚推理)」を「適切な言葉(言語理解)」で正確に説明できるため、プレゼンテーションや創作活動で高いパフォーマンスを発揮します。
→立体図形がとても得意で、立体パズルでよく遊ぶ。算数の問題でも通常の解き方ではなく、もっと楽に答えにたどり着ける別の方法を考えるのが好き。
2. 起こりうる「アンバランス」と悩み
たとえ言語理解(VCI)と知覚推理(PRI)が高くても、他の指標(ワーキングメモリーや処理速度)との間に大きな差(ディスクレパンシー)がある場合、以下のような「生きづらさ」を感じることがあります。
◇思考のスピードに身体が追いつかない◇
頭では完璧なロジックができているのに、書くスピードが遅かったり、ケアレスミスをしたりして、自分自身にイライラすることがあります。
◇「わかってしまう」ゆえの孤立◇
周囲が気づかない問題点や矛盾に瞬時に気づいてしまうため、同年代と話が合わなかったり、批判的だと誤解されたりすることがあります。
◇完璧主義と過度な分析◇
物事を深く考えすぎるため、単純な作業に意味を見出せなかったり、失敗を恐れて行動に移せなくなったりする(分析麻痺)傾向があります。
→そうそう。ケアレスミスをよくしてて、自分ではそんな風に書いてないとイライラしがち。そして、私にはどうでもいいと思うような小さな矛盾に対して指摘をしてくる面もある。どっちでもいいじゃん!が通じない。
3. 今後の関わり方や環境調整のヒント
◇知的好奇心の充足◇
学校の授業が「簡単すぎて苦痛」になる場合があります。塾や習い事、あるいは専門的な趣味など、本人の知的なレベルに合った刺激を用意することが、精神的な安定に繋がります。
◇「できない部分」への理解◇
IQが高いと「何でもできる」と思われがちですが、もしワーキングメモリー(WMI)や処理速度(PSI)が相対的に低い場合は、忘れ物や板書の遅さを責めないことが重要です。
◇メタ認知の育成◇
自分が「人とは違う思考のルートを通っている」ことを客観的に理解できるようサポートすると、周囲とのコミュニケーションのズレを自分で調整できるようになります。
ところで…分析麻痺とは?
分析麻痺(Analysis Paralysis)とは、考えすぎてしまうあまりに、「結局、何も決められない」「一歩も動けなくなる」状態を指します。
言語理解(VCI)と知覚推理(PRI)が高い方にとって、これは非常に陥りやすい「知的な罠」のようなものです。
具体的にどのようなメカニズムで起こるのか、整理しました。
1. なぜ「分析麻痺」が起きるのか?
情報の処理能力が高すぎるために、普通の人ならスルーするような細かい部分まで「脳が勝手にフル回転」してしまうのが原因です。
◇選択肢の過剰な生成◇
一つの課題に対して、「Aパターンならこうなる」「Bパターンならこうなる」「でもCというリスクもある」と、瞬時に無数のルートを想定できてしまいます。
◇完璧主義との結合◇
「最も正解に近い選択をしたい」という欲求が強いため、すべての選択肢を完璧に吟味しようとして、脳の処理容量(リソース)を使い果たしてしまいます。
◇情報の深掘り◇
「そもそも、これをする意味は何だろう?」という根本的な問い(メタ認知)にまで思考が及んでしまい、目の前の単純な作業が進まなくなります。
→完璧主義のために、図工などの作品作りは何度も何度も作り直し、締め切りに間に合わず…っていうことがよくある。どうでもいいことに考えが及び目の前の作業がストップすること…あるある!
2. 具体的な症状(あるある)
◇作文やレポートで最初の一行が書けない◇
「最高の構成」を頭の中で練りすぎるあまり、書き出しが決まらず時間だけが過ぎる。
◇「どっちでもいいこと」に時間をかける◇
ノートのペンの色、消しゴムの種類、あるいはゲームのキャラクター選びなど、客観的に見れば些細な決断に、数十分〜数時間を費やす。
◇リスクへの過剰反応◇
失敗する可能性を100通りくらい思いついてしまい、「完璧に安全だ」と確信できるまで行動を開始できない。
→作文の言葉一つにもこだわりがあり、あーでもないこーでもないと何度も書き直し中々進まない。書き出しが決まれば早い。どっちでもいいことに時間をかける…もわかる!決断力がなくて、買い物でも外食でも、ものすごい悩んでる。
3. なぜ、このバランスで起きやすいのか
思考(VCI/PRI)は超高速で広がりますが、それを実行に移す力(PSI)や整理する力(WMI)が相対的に追いつかないため、「頭の中が情報で溢れかえってフリーズする」という現象が起きやすくなります。
4. 対策:どうやって「麻痺」を解くか?
「もっと考えなさい」というアドバイスは逆効果です。
むしろ「思考を制限する」アプローチが有効です。
◇「時間制限」を設ける◇
「5分考えて決まらなかったら、サイコロで決める」といった強制的なルールを作ります。
◇「60点」をゴールにする◇
最初から完璧を目指さず、「まずは雑でもいいから形にする」ことを評価の基準に置きます。
◇アウトソーシング(書き出す)◇
頭の中だけで考えず、紙に書き出して視覚化することで、脳の「メモリ不足」を解消し、客観的に判断しやすくします。
→でもさ、時間制限するとすごい嫌がるんですよね。制限を守れない。雑でもいいと本人が思えるときはとても雑に仕上げてサクッと終われるけど、そこの決断をこちらが促すことは無理。それができるようになると楽だろうなあ。
秀才とギフテッドとの混同
よく間違われるので、書いておこうと思います。世間一般的に、成績が優秀で多才な素晴らしい才能を持っている人たちは『秀才』です。
よく、そういう人を『ギフテッド』だと混同されがちですが、それは違います。
ジェミニにも聞いてみましたが、「ギフテッドは刺激に対する反応や情報の受け取り方が特殊な人」とのこと
物事を深く考えすぎて悩んだり、大人びた理屈を言ったり、扱いにくさがあったり、興味の対象がニッチだったり。
ドラえもんに出てくる出木杉君みたいな子が秀才。
では、ギフテッドっぽいキャラクターは?とジェミニに聞いてみると、
『葬送のフリーレン』:フリーレン
『ブルーピリオド』:高橋 世田介(よたすけ)
『3月のライオン』:桐山 零
だそうです。
息子を理解したその次は
これらを踏まえて、うちの息子はこれからどう導いていけばいいのか…とジェミニに相談したことを次回書いていこうと思います。
どこでどんな勘違いをしてたのか。
私、ここ2年くらい息子を定型発達児扱いしていた気がします。
だから拗れることが多かったのかも。
反省だわ…


