得意なこと。

不得意なこと。

それが誰よりも顕著で凸凹な小学5年生の息子。

そんな息子が2026年に中学受験をすると言い、通塾中です。

特性がある子の中学受験に向けての姿をリアルにお届けしています。

同じく特性を持つ子のヒントになればいいなぁ。


半年振りの小児神経科受診でした。


医師に近況は事前にお伝えしてあります。

最近はめっちゃ便利。事前問診票というものがあり自宅で入力送信できるんですね。




今回のポイントは

「決められた時間内にやり終える」という話。



息子は図工も授業中に仕上げることができません。


例えば絵を描くという授業で画用紙が配られるとします。

その画用紙にそれぞれ思い思いの絵を描けばいいと言われたら、みんなすぐに取り掛かりますよね?

授業の時間内に仕上げなきゃいけないわけですから、さほど時間はないわけで。


ところが息子は「何を描くか?」で授業丸々使い切る。

休み時間を使って構図を描く。

支援級の課題が終わったら、図工の続きをし始め、さっき考えた構図はやっぱりなにか違うと描き直し。

また次の休み時間も図工の続きをやり。

やっぱりなんか違うと描き直し。

こうしたらいい!と描き足し。


終わらないんです。

拘りすぎて終わらない。

拘る必要はないと声をかけても、本人がそれを受け入れられない。

自分の納得のいく『作品』にならないと気がすまない。


与えられた課題がそれだけならまだしも、社会の資料作りや書道などに対しても発動するとパンク状態になります。


社会の資料作りのようにタブレットのパワポで作るものなんかは家に持ち帰ってやるように先生から言われることがあり、そうなると深夜過ぎてもずーっとやり続けてしまいます。


学校から出される自主学習や作文なども同じく。



小児神経専門医の先生から息子に次のような話がされました。



君はこの先中学校に行き高校に行き大学へ行って社会に出るのかな?


今から、中学校や高校の大事な話をしますね。


中学校や高校では、あらかじめ決められた時間内に指示された課題をクリアするということが求められています。


その仕上がりがどんなに素晴らしくても期日を守らなければ評価はしてもらえないから0点になります。


提出期限をきちんと守って提出さえすれば、とりあえず点数はもらえます。


これは公立私立関係なくどこも同じです。


それが日本の教育です。


拘ることは悪いことではないけれど、求められていることではないです。 


君の拘りや作り出すものは素晴らしいとは思いますが、中学校や高校ではそれではついていけなくなります。


やることはそれだけではないからです。


例えば1時間目の授業でこれを仕上げなさいと言われたらそこでそれを仕上げないと、2時間目3時間目とその時間ごとに与えられる課題がこなせなくなり、それだけでお手上げになってしまいますよね。




君がこの先どうしたいのかを考えたらわかると思いますが、決められた時間内に与えられた課題をやる力を身に着けておかないとしんどくなりますよ。




息子は納得いくようないかないような、「あぁ…はい。」と言う返事をしました。





例えばテスト。

テストなんて時間が決まってて、その時間内に問題を解きますよね?

時間が足りないからもっとやる…なんてことは認められないものですよね?


君はテストは時間内にやらないといけないという事はわかってるし、そうしていますよね?


課題も同じです。



そうすると息子は



テストは例えば60分の時間で解くものは、60分で解けるように作ってある。

60分のテストなのに2時間ないと解けないような問題数にはしていない。

だからできる。 

でも課題はそうではない。

この時間に作れというけど、やれることはいくらでも出てくる。

適当でいいと言うけど、どこまでが適当なのかわからない。

無理。




そう反論しました。



今、支援級では支援級でやるべきことが早く終われば、授業中に終わらせられなかった各種課題を仕上げる時間に使っていいとされてます。


でも、必要なのは本人が納得いくまでやらせることではなく時間内に終わらせるという経験の積み重ねであると小児神経専門医の先生はおっしゃられてて、その通りだなと思いました。


息子のいうように「適当」ってどれくらいのことなのかわからない子に、適当でいいといくら言っても通じないことも悟りました。


神先生が担任の時も何度か課題の取り組み方についてのトラブルはありましたが、ここまでに発展しなかったのは先生の関わり方の工夫によるものだったと今思い出しました。


時間を細かく区切ってたんですよね。


授業時間内に「今から〇分までどんな絵を描きたいか考えてください。」「次は△分まで下描きをしてください。」とある程度近い見通しを持たせながら進められてました。

工程はいくつあり、今日はここまでやります。

できる人は進めていいです…と。



そこから考えてみると、ようは息子は配分ができていないってことなんだなと思いました。




私立中学に行けばこの部分が解決するわけではないので、ここを今から改善するように努力するか、若しくは、君の実力よりもうんと下げて多少の課題が重なっても他に影響が及ばないであろう十分な余力のある学校を探すか…になってくるんじゃないかなと思います。

それについては、君とお父さん、お母さん、塾の先生と話あってみてください。



君は作文を書いたり、何かを作り出すことが好きなのかな?

ある意味、ここまで力を注げるということは凄いことなんだけどね。

普通は中々何時間も取り組めないけど、君はそれが苦痛じゃないし、やりたくてやってるんだからそれは素晴らしいと思います。

でも、今はその時じゃない。

この先君がどこに進んで行きたいかを考えた時に、何が君にとってお得だろうか?と考えてみてください。




そんな話をして帰ってきました。


この話を聞いたから、生まれ変わったように時間配分ができるようになりました♡

なんて、甘い話はなく、変わらぬ毎日です。


先生のおっしゃるように、ここがキーポイントになってくることを感じています。