ある日、禁煙の結婚式の披露宴会場で灰皿もないのに、

黙々とタバコを吸っている一人のご親族がいらっしゃいました。

そのタバコを吸っているのを誰がとがめるわけでもなく、

周囲の親族はただ黙々と傍観、

もしくは何も無かったかのように会話を楽しんでいました。

 

人相的は強面、所作や行動を見る限り、

普段からルールを守らない生活をしている方なんだろうな、

と察しはつきますが、唯一この場で喫煙を止めることができる親族ですら迎合もしくは黙認しています。

 

そんな中、若い女性スタッフが果敢にもそのタバコを吸っている男性に向かって、

「タバコは会場を出た所に灰皿がございますのでそちらでお願いします」

と案内したところ、

 

「タバコを吸って誰にも迷惑かかってねーだろ、あ? それより灰皿もってこいや!」

 

と人相相応な言動を女性スタッフに放っていました。

若い女性スタッフは震えて言葉を飲み、バックヤードに消えて行きました。

その男性の後ろにはマタニティマークをバッグに付けた女性が数名座っていました。

少し離れた所には乳幼児も何名かいらっしゃいます。

 

ルール違反やマナー違反など自分だけ良ければいいだろ的な人が大嫌いな僕なので、

カメラマンである僕が越権にならないよう会場キャプテンに、

マタニティマークがいる方の近くで喫煙している人がいることを相談したところ。

「了解しました、注意いたします」と言ってくれました。

 

そして時は20分経ち30分経ちましたが注意はしてくれませんでした。

人相的に怖いから仕方ないですが、こういう生返事キャプテンもたまにいます。

ちなみにその男性は持ってきていたペットボトルに吸い殻を捨てて「おいしい水」と書かれているペットボトルが、

タバコの吸い殻が多数入ったことにより、ウーロン茶のような色になってきています。

衛生的にも決してよろしいものではありません。

 

新郎新婦さんにも、

マタニティマークを付けたゲストのそばで喫煙しているゲストがいる旨伝えたのですが、「ああ、そうですか」と言われました。ですので、

 

「小さなお子様もいらっしゃいますし、お腹のお子様に影響がある可能性もあるので、注意する旨お二人からキャプテンに依頼していただいていいですか?」

 

と僕からでは動かなかったキャプテンに言ってもらうように促しました。

新郎新婦さんから言われれば動くはずです。

 

キャプテンは動くには動いたのですが先ほどの若い女性スタッフ同様にその男性に

「灰皿もってこいや」と言われて、

本当に灰皿を持ってきていました、完全にダメキャプテンです。

 

親族ではない周囲の人が煙たい顔やハンカチを口元に当てても、

何食わぬ顔で10分に1本は吸っていました。

マタニティマークの女性は離席して披露宴会場外に向かうも、

そこには喫煙所があり遠くから紫煙が届き、女性はいる場所がないという状況に。

 

最初に注意した女性スタッフがその男性に再度注意しようかと動こうとしたときに、

女性スタッフに「僕にやらせて下さい」と制して代わりに僕がその男性の元に近づきました。

 

「お食事中恐れ入ります、煙感知して披露宴会場全体のスプリンクラーが作動するかもしれません、

お召し物など汚れてしまいますので、喫煙所で吸われることをおすすめします」

 

「うそつけ!」と言われました。

もちろん現状ではデマカセなのですが嘘ではありません。

タバコの煙でもスプリンクラーが作動するところは作動します、多分(‘A`)

 

「実はこの前レストランで作動させてしまって清掃料をたくさんとられました、フロア全体で作動してしまって」

 

タバコは吸わないので、タバコで作動させたことはないですが広告カメラマンのアシスタントの頃、

老舗ホテルの広告撮影の際に薬品で作る長持ちする湯気を作っていたら実際に作動してしまったことがあります。

 

「スプリンクラーは結構な勢いだったので、髪も服もびしょびしょになってしまったので一応お声がけしました、気にされないのでしたら大丈夫です、忘れてください。お食事中に申し訳ございません。」

 

実際にスプリンクラーはお風呂のシャワー以上の水が放出されます、

火を消すのですから勢いはそれなりに強いです。

 

それからその男性はじっと天井を見上げてしばらく考えたあと席を立ち、

規定の喫煙所に向かって席を立ちました。

そして喫煙所でタバコを吸われていました。

 

その男性の髪型はタレントの、みやぞんさんのようにビシッと決まった髪型をされていました、

そして礼服もきっと高い生地のスーツ、そして折り目のないシャツにネクタイ。

お隣の奥様は着物を着られていました。

 

それが答えです。

 

嘘とは思っていながらも万が一作動して、髪型が崩れたりスーツが濡れたり、

シルクのネクタイがフニャフニャになったり、

奥様の着物が濡れてセクシーになってしまったらどうしよう、

清掃費用が100万円とかだったらどうしよう。

 

その考えの結果、禁煙場所でタバコを吸う代償を損得勘定で考え、

規定の喫煙所に吸いに行ったのだと思います。

周りに迷惑な禁煙の場での喫煙や怒号を飛ばしていたのに、

スプリンクラーで結婚式が台無しになる方向では到底考えているとは思えません。

 

自分のことしか考えていない人は、自分の損得と体裁には最大限こだわります。

 

ダメなことをしている大人に「ダメでしょ」と言っても逆ギレされて喧嘩になります、

ダメなことを諭しても「馬鹿にしているのか」と言われて喧嘩になります、

であれば見ないことにして放置するかとなってしまうケースも多いです。

でもそうするとダメ人間達は「認可されている」と勘違いしてダメっぷりを加速していくので、

何らかの方法で注意をするべきだと僕は思います。

 

今回は結婚式の場でしたし、

カメラマンという立場だったのでこういった言い方をしましたが、

その立場でなかったらくわえているタバコを取り上げて、

パンダだけど虎の形相で「タラコは吸ってもいいけどタバコはダメ」と注意していたと思います(‘A`)

 

果敢にも注意をしていた若い女性スタッフにも敬意を表したいです、

僕が止めたときに灰皿を手にしていたのですが、

その灰皿はたっぷり水が入っていました。

ダメキャプテンが持ってきた灰皿を交換するような表情では無かったので、

おそらくその男性の顔にかけるつもりだったのかと思います。

震えた手を見て、ここは僕が入るべきと苦し紛れのスプリンクラー話しをした次第です。

 

ルールとマナーを守ることは人であれば当たり前のこと。

その当たり前の事を出来ない大人がいること、黙認する大人がいること。

大人ならその姿をビシッと子供に見せられるぐらい、

しっかりと背筋を伸ばしてほしいなと思ったある日の結婚式の出来事でした。

 

 

(写真と本文は関係ありません)

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