(本文とは関係のない、幸せたっぷりのテーブルでの写真です)
「言ったもの勝ち」
人間は動物です、生きていくためには色々な事に勝っていかないと生きてはいけません。
大企業では出世のために同僚を蹴落としていったりすることもあります、
また今の自分に打ち勝つというのも勝つというのも、
勝つという生存本能の1つだと思います。
そして勝つと言えばトンカツ…、
揚げたてサクサク、ジュワッと。おいしいですよね(‘A`)
夜中に仕事をしていると無性に食べたくなるときがありますが、
僕がトンカツになりそうなので我慢しています。
何かを捨て何かを得るために人は考え行動していきます。
その中で「言ったもの勝ち」という勝ち方もありますが、いつも疑問なのです。
早く手を上げてしまった方が勝ちというものです。
果たして本当にそれは勝っているのでしょうか?
披露宴の再入場後などに、
「各卓写真」「テーブルフォト」「フォトラウンド」と呼ばれる、
各テーブルごとで新郎新婦さんを交えてそのテーブルの皆様と撮影する進行があります。
テーブルごとに集まっていただいて、僕がパシャリと撮影します。
この撮影時にゲストの方が「私も撮って」とカメラを出されることがあります。
テーブル毎に1台2台であればまだしも、
一人一台スマートフォンを持っているこの時代、
100人ゲストがいれば100台カメラがあるのと一緒です。
たまにテーブル全員の皆様から8台ずつ出されることもあります。
各テーブルごとの撮影で1人1台カメラを撮影していたらどうなるかといえば、
再入場して各テーブル撮影して、披露宴のお開きの時間でしょう。
たくさんの人数を撮影して行くので、
カメラをみてくれないゲストもいらっしゃれば、
睨みつけているとしか思えないゲストの表情を笑顔にして行くには時間がかかり、
カメラが多いとまたそれも時間がかかります、
皆さんが思っている以上にとても時間がかかるのです。
冒頭に書いたように各テーブル撮影をしてすぐさまお開き、
それでで良ければ全く問題ないですが、
各テーブル撮影後にはスピーチもあり、余興もあり花嫁さんのお手紙もあります。
それであればどうするか。
ゲストのカメラを制限し、手際よく各テーブルを撮影する進行が組まれるわけです。
「代表プロカメラマンのみ撮影」「ゲストのカメラは各テーブル1台まで」
とキャプテンから無言の圧力かきつく言われます。
会場のゲストの皆様にも司会の方よりその旨のアナウンスがあります。
「代表カメラマンのみの撮影」ゲストの方は写真を売ろうとかの、
商業的な意味でそういう制限を言っているのだろうと思われる方も多いですが、
一部そういう会場もありますが、
多くの場合はシンプルに披露宴の時間がなくなってしまうからこその制限なのです。
意地悪でも、商売のためでもなくゲストのため、新郎新婦さんのためなのです。
ゲスト一人一人のカメラを扱い、披露宴が1時間伸びてしまうこと。
遠方から来ている方が帰れなくなるかもしれません。
デザートもコーヒーも終わってしまって、
1時間他のゲストをテーブルで軟禁する形になります。
ゲストの方も写真を撮りたい気持ちはとてもよくわかるのですが、
写真をシェアするのも簡単な今の時代、
1台1台のカメラでそれぞれ1枚ずつ撮る必要はないと思うのです。
知っている人同士はもちろん簡単なことですが、
知らない人同士でもシェアをきっかけに友人になる可能性だってあるかもしれません。
僕も可能な限り撮影データを早く新郎新婦さんにお渡しをしています。
おそらく一番きれいに写っているであろうの写真ですので、
お礼のメールやお手紙に、各卓写真が入っていたらいいだろうなと思って、
睡眠時間3時間でトンカツを思い浮かべながら編集しています(‘A`)
結婚式当日には会場のキャプテンから「あなたのカメラだけので撮影ですからね」と言われ、
司会者さんにも念を押される中での各テーブル写真。
新郎新婦さんもその事はもちろん知っています、
早く撮影しないと次の進行が出来ないのです。
進行が押せば新幹線に乗り遅れる人もいることもあります。
司会者さんも各テーブル毎に「代表プロカメラマンのみ撮影」と念を押していきます。
言われていても「このカメラでもお願いします」言ってくる人は100%います。
言われなかったことは今まで1回もありません、不思議なものです。
カメラを出されると「ご案内している通り、私のカメラのみとなります」
と返事をすると、
「知らない振りして言ってみたけどやっぱりダメか」という顔を大抵されます。
カメラマンなのでその手の表情は手に取るようによくわかります。
そこで助け心を出して「では1枚だけ」
ということは僕はしません。
きちんとルールを守っている、
撮ってほしいのにカメラを出さない人たちの心を無下にしてしまうからです。
そこで「では1枚だけですよ」と撮ってしまうと、
きちんと言われたことを守っている人に対して極めて失礼なこと、
言ったもの勝ち、やったもの勝ちはアンフェアだと思うのです。
「上からの指示で僕は撮影が出来ないので、ご友人に頼んでみてください」
と唯一の方法をとゲストにいって見るも、
無視して「なんでオマエが撮らないんだよ」と言う顔をされることがほとんどですけどね。
そもそも結婚式のプロカメラマンは、ゲストのカメラを撮る係ではありません。
たくさんのゲストのカメラを渡されて、
記念写真を撮っている時間はその他のものが撮影できません、
お料理や新郎新婦さん、ゲストの自然な表情など、アルバム構成的には欲しいカットが撮れないこともあります。
当たり前の事ですがそれをわかってくださらない新郎新婦さんもいらっしゃいます。
「写真が記念写真ばかりで、自然な表情が少ないのはなぜですか」と言われる方もいました。
記念写真は僕が撮っても、介添えさんが撮ってもさほど変わりません。
誰でも撮れるからこそのスマートフォンのカメラなのですから。
正直「撮ってもらおうよ、プロがいるんだから」と託す新郎新婦さんは損をしていると僕は思います。
シンプルな言葉がシンプルに伝わるかなと思って、
今日は少し歯の衣を着せずに書いてみました。
こんなことも考えながら結婚式を撮影している、なんてことがわかっていただけたらうれしいです。
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お二人の結婚式、心とダジャレを込めて撮影させていただきます。
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■アメーバブログさんが運営されています『アメばこ』にインタビューされました。
→『アメばこオススメブログ ウエディングカメラマンの裏話』
インスタグラムと冷やし中華始めました('A`)


