
先日、時代を反映しているなと感じる結婚式に遭遇しました。
それは肩書きも名前もない席次表から始まる結婚式でした。
ゲストの手元にある席次表にはABCのアルファベットのテーブル名、
そして各席に数字が記入されています。
ゲストの皆様は受付時に受付の人に名前を名乗ると、
A-8やB-5と告げられ、席次表で席を確認して座ることになります。
座った席にはもちろんかわいいデザインのネームカードなど存在せず、
A-8という記号のカードがでんとお出迎えしています。
通常席次表には「○○会社先輩」や「友人」など、
肩書きと呼ばれるものも名前の前に記載されていて、
それをきっかけに初対面の人でも会話が始まるなんてこともあるようです。
そういったことは、A-8、B-5などでは会話は別の方向でしか広がらなさそうです。
その別の方向とは「なんで記号と数字?」とか、
「なんだか番号で呼ばれるなんて囚人みたいだね。」などなど。
ではなぜ「株式会社山田建設 代表取締役社長 山田太郎さま」
ではなく「A-1」なのでしょうか。
それは新郎新婦、ご家族の意向で個人情報を公開したくなかったからだそうです。
それは個人情報保護法を考慮してのものだったそうです。
「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)は2003年の5月に成立しました。
この法律は簡単に言えば、個人情報の取り扱いについては厳重に扱いなさいよ、
個人情報を収集したらちゃんと保管しなさいよという法律です。
この法律の対象は大量の個人情報を扱う企業に対しての法律。
結婚式の席次表と個人情報保護法とは、ひじきとヒデキぐらい関係のない話です('A`)
以前、新潟県中越沖地震が起こった際に、
自治体の保有する要援護者名簿の公開が個人情報に抵触すると言うことで、
自治体が公開せず救助が遅れたと言うことがありました。
また学級連絡網のリストも公開しない学校あるようです。
でもそれらは個人情報保護法には該当しないこと、
これらは個人情報保護法の過剰解釈によるものだそうです。
簡単に言えば「考えすぎ」ってことのようです。
では今回新郎新婦がなぜゲストの個人情報を守ろうとしたのか?
それは誰に言われたわけではなく、自らゲストのことを配慮してのことだそうです。
ゲストが肩書きと名前を見たときに「個人情報が公になっている!」
と不快に思われないように配慮したかったようです。
ゲストを思いやる気持ちはよくわかるんですけどね…。
ちなみにこちらの結婚式は主賓のご挨拶ですら、
会社名も名前も公開せず「新郎上司によるご挨拶です」だけでしたしね。
「新婦高校時代からのご友人による余興です!」
と名前が公開されているのは新郎新婦のみという不思議な状態でした。
過敏にプライバシーを守ることも大切ですが、
人と人とのふれあい、ふれあいから派生する人と人との関係。
僕としてはそちらの方を大切にした方が、色々なものが生まれると思うんですけどね。
みなさんはどう思いますか?
ヒデキも応援していただいてありがとうございます('A`)