
長年この仕事に携わっていると、結婚式で色々な出来事に出会います。
甘いお二人の笑顔だったり、辛いスタッフのサービスだったり、
感動の涙の父上だったり、痛そうな花嫁の姿だったり。
それは挙式前のメイクルームでの出来事でした。
新郎新婦が到着をし、新婦のヘアスタイルから結婚式の準備が始まります。
念入りにヘアスタイルをセットし、メイクが施されて、
花嫁オーラの輝き具合も時間に比例して大きくなっていきます。
そしてウエディングドレスとベールを身にまとい、
輝く花嫁はうれしそうにイヤリングをつけ、花嫁の準備は仕上がっていきます。
そんなキラキラと輝く時間の撮影をしていると、
新婦はご自身のバックからスカルプチュア(つけ爪)を取り出し、
とてもうれしい様子で眺めています。
デザインをしてご自身で製作されたようです。
ニコニコとしながらメイクさんと一緒に爪につけています。
スワロフスキーなどで装飾されたキラキラと輝くスカルプチュア、
しっかりと爪に取り付けられたようです。
結婚式は手を注目されることがイベントが多いので、
こういった爪のオシャレもステキですよね。
そして凜とした表情で、
スカルプチュアを身にまとった手を覆うようにグローブ(手袋)を装着しました。
これで花嫁の準備は完了です。
さてさて移動して撮影しようかと、僕が準備をしていると、
「ちょっとスカルプチュアがずれちゃった」と、
スチュワーデス物語で片平なぎささんが「ヒロシ~~」と手袋を取る感じで、
歯ではありませんが、左手で右手のグローブをさっとはずしました。
その時にポロッと爪が床に落ちました。
どうやらグローブと一緒にスカルプチュアも取れてしまったようです。
ヘアメイクさんが「スカルプチュアを取れちゃいましたね、またつけましょうね」と、
言うなり「きゃーーーっっ」という新婦の悲鳴。
そのあとに続くようにメイクさんの「あああああっ!!!」という声、
二人の視線の先には新婦の右手の中指が。
つけ爪と一緒に本物の爪がはがれて、
見てはいけないものが露出している新婦の中指が(((( ;゚Д゚))))
どうやらグローブをはずしたときに、
スカルプチュアと一緒に、本物の爪も取れてしまったようです。
ぴっちりしているグローブを勢いよく取ってしまったため起きた出来事。
本物の爪がはがれて慌てふためく新郎やスタッフや僕(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
けれど新婦本人は驚いたのはつかの間で、
冷静にスタッフが持ってきた救急箱の中から自ら消毒液を出し消毒し、
テープを撒いて治療していました。
どうやら学生時代の部活でこういったことよくあったそうで、
珍しくないことのようです。
でも、生爪をはがしているのですからさぞかし痛いでしょう。
僕もクルマのドアに指を挟んで生爪をはがしたことがありますが、
常に針でつつかれているような痛みでしたから。
でも新婦はスタッフを安心させるためにか、
スカルプチュアを見せて「代わりの爪ならたくさんありますから、ウフフ」
なんてジョークも話されるほど。
その姿をただただ唖然と眺める新郎( ゚д゚)
そんなかっこいい新婦を改めて惚れ直したことでしょうね('A`)
そのあとの前撮りも、
挙式中も笑顔でしたが家族に持ってきてもらった痛みどめ、
などを服用していたようでした。
誰にも心配かけないようにと気丈に振る舞っていられたんですね。
花嫁パワーの美しさと強さを垣間見た結婚式でした。
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