本文とは関係ありません

「こんとんじょのいこ」というと、
えなりかずき氏が「簡単じゃないか」って言ってるように聞こえます。

まあそんなこんなで簡単に記事を始めてみようかと思います(笑)

ここ最近外部カメラマン撮影禁止の会場も増えてきました、
その反面、新郎新婦の視点で考えられている会場などは、
外部カメラマンを快く受け入れてくれている会場もあります。

撮影禁止が多いのはやはり挙式ですね、
会場側の利権とかの金銭の問題もありますが、
厳粛なお式ですから慣れていないカメラマンがウロウロするのは…。
というのもあるようです。
たしかに慣れていないカメラマンは周囲が見えなくなって、
オルガンの電源を抜いたり、ロウソクを倒したりなどあるようですが、
たいていの外部カメラマンは礼儀と節操を守って撮影をしていますけどね。
僕の場合はダジャレの節操も('A`)

ある撮影の日のことです。
その会場は挙式の撮影は自由でした。
撮影自由ですので、文字通り誰でも撮ってOKな訳です。

パイプオルガンの音色が流れ、新婦がお父様と入場されます。
新婦とお父様が過ごした時間を、
バージンロードで一歩一歩噛みしめながら歩かれています。
そしてその前を歩く一人の男性がいます。
でも残念ながらそれは新郎ではありません。
親戚のおじさまです。

親戚のおじさま、カメラを持ってバージンロードの先を歩いていました。
新婦とお父様の直前を写真を撮りながら後ろ歩きで歩いています。
僕は祭壇付近で撮っているため、新婦と新婦父&おじさまという構図になります。
通常こういった場合は聖歌隊の方や会場スタッフが注意されるのですが、
そういった注意もありません。

そして神聖な祭壇に上がり、提携写真室でもあり得ない角度の、
牧師先生の真後ろから撮影しています。
カメラを上に上げたりしておじさまはもうノリノリです。
そしてアングルを真似しようとしているのでしょうか、
僕が構えている前にずかっと入ってきたり、
さらにはドンと突き飛ばしたりと自由奔放に動いています。

いささかゲストの皆様も渋い顔、そして新郎新婦は苦笑いです。
好意で撮影している親戚のおじさまだけに強くは言えませんからね。
つまり注意するのはスタッフの役割です。
でも、残念ながらチャペルスタッフの誰もが注意しません(´・ω・`)
これでは列席者の挙式の想い出も納品するアルバムにも、
新郎新婦との間におじさまがバッチリ写ったキスシーンとか、
ベールアップしている前におじさまのアタマ。
というアルバムが必然的に完成してしまします。
これは誰のためにもならないので、僕が注意することに。

まずはアイコンタクトで中止しようとしましたが、
全く周囲を見ていないのでこれはムリなようです。
毎度の様に僕のカメラの前を塞ぐ時に
「申し訳ないのですが撮影をもう少し控えめでお願いできればと…」
と小声で言ったところおじさまは、
「そんなの関係ねーだろー、撮っちゃ行けない法律でもあるのか! おいコラ!」
と大声で言われました。
中断する挙式、注目されるおじさま。
一瞬の間の後に挙式は続行されました。
通常は冷静になって下さる場合が多いのですが逆でしたね(´・ω・`)

これ以上こういった間を設けて申し訳ないですから、
おじさまの行動を読み、なるべくおじさまの入らないアングルを探しましたが、
どうにも避けきれない所におじさまはいるもの。
新郎新婦との間におじさまがバッチリ写ったキスシーンとか、
ベールアップしている前におじさまのアタマだけはなんとか回避しましたけどね。
その後もおじさまは、祭壇やバージンロードを自由奔放に歩かれていました。
とても神聖な所をまるで歩行者天国のように。
きっと「1日でバージンロードを往復した人選手権」をやったら優勝でしょうね。

まあここまでスペシャルな方は稀ではありますが、
撮影自由の場合は我関せず撮影するゲストは多いです。
やはり突き飛ばされたり、蹴飛ばされたりなんてこともあります。
でもそれも撮影の一環だと思って頑張っていますけどね。

新郎新婦の写真をたくさん撮って渡したいという気持ちはとてもよくわかるのですが、
新郎新婦に依頼されて、二人の想い出の撮影を行っているカメラマンがいるわけです。
中には「たくさん撮って渡したい」という気持ちではなくて、
なぜかライバル視されて「負けない!」という、
気持ちで撮っている方も中にはいたりします。

結婚式のプロカメラマンと趣味のカメラマンとの差。
それは目先のものとらわれず、
周囲を見ながらベストを尽くしていることかなと思います。

プロカメラマンの仕事は被写体をうまく撮影して、
美しい写真を納品するのが仕事のようではありますが、
実はシャッターを押すまでのプロセスを一番大切なのです。
特に結婚式の撮影はこういった予定通りにはいかない、
イレギュラーなことが普通です。
その中で撮影には構図やシャッターチャンス、
被写体をどう撮影するかは無限の撮影方法がある中、
プロカメラマンとしてどういった撮影が出来るか、
周囲の状況を判断してどう撮影するか。
これがプロであるかの真価が問われるところなのですよね。

「自由の中の規律」
自由なだけに守らなければいけない、人としてのモラル。
大人になっても忘れたくないものです。