本文とは関係ありません

歩いていたら機関車トーマスに足を踏まれた夢を見たdapandaです。

結婚式での撮影は、次の行動を先読みして行動することが要求されます。
それは進行であったり、新郎新婦が次にする表情やポーズであったりもします。
例えば、ゲストのお祝いのスピーチを聴きながらゲストを撮影していても、
新郎新婦が笑顔になりそうな話しになったら、
カメラさっとを向けて新郎新婦の笑顔を撮影したりとか。
なので、目と耳は常に研ぎ澄まして撮影しています。

それは以前撮影した結婚式での披露宴、主賓のスピーチの際のことでした。
新郎のご上司のお祝いのスピーチは拍手のうちに完了し、
次は新婦のご上司のお祝いのスピーチです。
ご上司は新婦の仕事について色々お話しをされました。

「え~、新婦クマコさんは会社でもその能力を発揮し…」

( ゚д゚ )?

「部下にも面倒見の良いクマコさんは…」

( ゚д゚ )??

「新郎もクマコさんのハートを射止めたわけですが…」

( ゚д゚ )クマコさん???

新婦名前は「クミコ」さん、「クマコ」さんではありません。
まだそんなにどう猛でもなさそうですしね('A`)

ゲストのほとんどもその間違いに気付き、
会社の方が「クミコさん!」とその上司に伝えますが、
上司はお話し好きなのかご自分の世界に入られていて、
全く耳には入っていません、一切の外交は断絶しているようです。

そこで司会者さんが場を読んで「クミコさんですよね?」と合いの手を入れ、
ご上司もその間違いに気づき「たたた大変失礼をいたしました、クミコさんでした(*´д`)」
と新郎新婦やご両親席に向かって平謝りされていました。

そして仕切り直してお祝いのスピーチは続きます。

「クミコさんは以前私にこういってくれました…」など、ご上司は熱く語られています。
「しかしながら、ある日取引先でクマコさんは…」

しばらく「クミコ」さんだったのですが、またクマコさんの物語の始まりです。
ご上司の中では「クミコさん」はすでに「クマコさん」に進化しているのでしょうね。
もう止めようがないので、
ゲストの皆様は方をふるわせながらご上司のスピーチに聴き惚れていました。

そしてご上司が「新郎○○さん、新婦クマコさんの今後益々のご健康と幸せをお祈りして…」
とスピーチを締めくくられました、クマコさんのまま('A`)。
ご上司の中ではすでに「クミコさん」は「クマコさん」なんでしょうね。

意図的ではないとはいえ、そのまま披露宴は重い空気に…。
と思いきや変わることなく進みました、
というより「クマコさん」が潤滑油になり、
披露宴会場のゲストの皆様の心を一つに結んだようでした。
新郎新婦もそのハプニングにはまんざらでもない様子です。
当人のご上司は苦笑いながらも、笑顔でした。

ご友人の余興の際には新郎友人が、
「新郎○○くん、新婦クマコさんのために歌います」とか、
新婦ご友人のスピーチでは、
「一緒に行った海外旅行では色々とクマったよね?」とか、
素晴らしいダジャレも飛び出していました。
さらには新郎謝辞の際に新郎が「クマコをこれからも大切にし…」とか、
クマコさんご本人も「先ほどご紹介いただいたクマコです」など、
「クマコ」さんに乗っかっていました。

悪のりに思われるかも知れませんが、
それまでの披露宴は緊張感が張り詰めていましたからね。
実はご上司は場を盛り上げる立役者だったのかもしれません。
そんなハプニングを笑顔に変えた結婚式でありました。


に参加しています、応援クリックしていただけるとうれしいです。